「『気分はもう戦争』については、あまり評価できません」と田島健一氏に言わせしめた大悪党 | ハイクラヴァー

ハイクラヴァー

うーん、とりあえずそんな感じで。

第2回週刊俳句賞にあたって、「気分はもう戦争」という8句を書いた。

それが「俳句」誌の高柳さんの連載に取り上げていただいたことで、今頃になっていくつかのブログで作品について言及してもらうようになった。

基本的なことに関連して ~相対性俳句論(断片)

知ってる人にこういう風に書かれると「そ、そこまで言わなくても・・・(涙)」と素直にヘコむのが普段のなりゆきなのですが、今回にいたっては「そりゃそうだ」という感じがしてます。

いや、もちろん「この作品から俳句表現の可能性を読み取るのだとすれば、それについては積極的に反対」ってのは田島さん言い過ぎでしょと思ってはいるものの、田島さんの感覚は間違ってないんじゃないかと。あの8句を書くときの心持ちとしては、「俳句的」なものから離れよう離れようと意識して書いていたので、むしろ田島さんの反応の方が自然だと思う。

一方、そんなひねた心持ちで書いたものを「俳句」の俎上に引き上げてくれた高柳さんの度量もすごいなと思うわけで。度量というかセンスですね。いや、ホントにこういうタイミングで取り上げるのはセンスあるなあと。

ひるがえって、田島さん。そもそもあの温厚な田島さんに「僕は谷雄介さんの『気分はもう戦争』については、あまり評価できません」なんて言わしめるとは、どんだけ大悪党だよと。

うん、大満足です。

実際には2時間弱でちゃちゃっと書き上げた8句。でも、れおなさんもああいう作品を書くのにはそんなに時間かかってないような気がするんですよね。違ってたらすみません。