オンライン俳句図書館は

「ミルトス館」に名称を変更いたしました。

 

テーブルをつたひ来る子や豆ご飯  伊藤幹哲

             (いとう・まさのり)

 

句集『深雪晴』より

(北斗賞受賞作品所収)

 

歩き始めたばかりの子どもの姿です。

テーブルにある豆ご飯。

ほかほかと美味しそうに湯気が立っています。

分かっているのか、分かっていないのか。

子どもは、一日、一日、知恵がついてきます。

その瞳の輝きで、それが分かります。

日毎に変る、子どもの眼差し。

成長を優しく見守る父の姿が見えるようです。

子どもは、つかまり立ちをして、そのまま食卓へ歩いてきました。

テーブルをつたい、父の豆ご飯を目指して、

楽しそうに、一生懸命に歩いてきます。

この日の豆ご飯は、俳句にとどめられ、

ずっと忘れられることはないでしょう。

 

ささやかで、大きな幸せのワンシーンです。

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