オンライン俳句図書館は

「ミルトス館」に名称を変更いたしました。

 

入学を待ち静かなる教授室   尾池和夫

 

句集『大地』より

1994年作

 

地球科学者、尾池和夫。

翌年、3月17日、阪神淡路大地震が発生し、

尾池教授がメディアに登場しない日はなかったと聞きます。

 

こちらの俳句は、その前年作です。

静かな教授室。入学を待つ間のしばらくは、

学生のいない、気楽な時間が流れている教授室です。

入学式を終えれば、オリエンテーションが始まり、

キャンパスに人があふれます。

学生が来れば、毎日、戦場のようなキャンパスです。

しかし、今は、

教授たちも各々、羽を伸ばしている春休みです。

俳句にされるほどですから、ほんとうに珍しく

静かだったということなのでしょう。

 

翌年、3月には、大地震が発生。

このような雰囲気はなかったでしょう。

そう思うと、この時詠まれた空間は、

また、特別だったと言えると思います。

 

大地が揺らぐ前、静かなる地上、

そして、静かなる京都大学教授室でした。

 

 

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どうぞ、この機会に、ミルトス館への掲載、

そしてKindle出版をご検討ください!

 

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カノン

 

ひらひらと、たくさんの「看板」になりました。。。

爆  笑