花見日和にふさわしい日曜でした。宇都宮の桜の名所、八幡山に行ってきました。お花見として桜を満喫して句を詠んでみました。自由俳句「風薫」の番外編として一句ずつ発表いたします。
桜は八~九部咲きといったところでしたが、春風のせいか、ときに花びらが舞い降りまこと風情があるものですね。それに、あちこちで人の笑顔にたくさん出会えました。
アディ 早川
ひるざくらときをわすれしなごみけり
渡辺 健志
桜下 紅白彩る微笑と
丘 トモロヲ
春ブラン飲めず華子の着物愛でる
(ブランデーがまんしました)
山 多華子
散る花に声も高鳴る酔いしれて
大竹 雲漢
腹追わず八幡山に衣更
大竹 和音
はなびらの下で味わうハマグリや
刈谷 吉見
山桜死を待つブランデー香る
福冨 良
ボンボリが揺れて子どもら花追いて
石井 温平
人あふる八幡山の桜かな
福冨陽子
よち風に振られ花びら堕ちりくる
