本日のMy 俳句[ 菜の花や変はらぬものに誠あり ] | 俳句でDiary ─ できるかな?

俳句でDiary ─ できるかな?

私の俳句 萌え萌え日記

「なのはなや かわらぬものに まことあり」と読んでね♪

春の女神のような桜は散り果てて、八重桜が満開の時期を迎えています。今まさに季節は晩春から

 

初夏へと移り変わりつつある時期です。ハナミズキの白やピンクの花が咲き始めているけれど、

 

春の花の代表としてやはり忘れてはならないのが───

   

 

 

こんにちは、本日の季語は「菜の花」・・・の季語です。アブラ菜科の二年生アブラナ(油菜)の花で

先月頃からあちこちで明るい黄色の花の姿が見られますよね。特に菜の花畑ではなくとも、うちの

ほうでは、畑の片隅とかこぼれ落ちた種子から発芽したのか、空き地や川べりまた道端などで

そこかしこに咲く姿が見られます。 TOPに掲げた画像は近所の川の中州で咲く菜の花さんです。

 

   

 

※2017.04.24  菜の花 ( ^ー゜)σ   菜の花や各駅停車に親子づれ

 

 

他には「花菜」(はなな)、「菜種の花」「油菜の花」など。また、関連して「花菜雨」また「花菜風」の

 

ように菜の花に降りかかる雨や菜の花をそよがせる風なども美しい季語になっています。

 

 

ただ、この雨や風は台風のように強烈なものではなく、柔らかな菜の花にふさわしい、春らしい微風

 

や、しとしとと降る春雨であって欲しいよね(笑)

 

 

また菜の花色のともしびのようなの明るさから「花菜明り」なども菜の花らしい季語でしょう。

 

※2014・04・13  花菜明り     ( ^ー゜)σ      迷ひたる花菜明りの小道かな


   

 

 

菜の花の醍醐味は・・・

 

 

元々が観賞用ではなく、大根や小松菜、また白菜や水菜と同じアフラ菜科の蔬菜(そさい→栽培用

 

作物→ 野菜)の花ではありますが、最近では菜の花畑も少なくなっているせいかお花屋さんで販売

 

されているのを見かけることもあります。

 

 

しかし、菜の花の醍醐味はなんといっても───

 

   
 

※2014・04・08  Favorite 詩歌  ( ^ー゜)σ  『風景 ─純銀もざいく 』 by 山村暮鳥

 

───いちめんの菜の花!

近頃ではなかなかお目にかかれない光景ではあるけれど、ぽつんと一本なぜか畑の片隅で咲く姿も

味わい深く、意外と存在感がありますから、これはこれで捨てがたい良さもあるんだよね。

 

     

 

”いちめんの菜の花”とまではいきませんが、うちの近所の畑や庭で菜の花を咲かせているところも

結構見られるのです。本来の目的の菜種油をとることではなくともネ。

 

   

 

こちらのお宅では、花が終わるGW頃には刈り取られてこんな風に乾かしておられますが・・・

 

   

 

実はこの菜の花さんたちをそのまま他の木の肥料として使っておられるのです。

 

こちらのお宅は桃の木も植えておられるので、こんな風に根元に寝かせて来年まで───

 

   

 

 

無ければ寂しい菜の花たち♪

 

 

菜の花はことさらに珍しくもないし、桜の花のように開花を待ち焦がれる存在でもありません。

だけど、もしもこの花が無ければ春はとても物足りない季節になりそう───



たんぽぽと同じく、オムレツか炒りたまごのような(笑)明るい黄色の花ですから、周囲の光景を

明るく暖かくするような存在でもあります。

 

   

 

 


     その花 黄金世界と龍麟州が詩に作りたるは油菜なり。

     畿内も楼閣、山岳の眺望、田野黄金をのべたるがごときは、油菜の花なり。
                                                                        ~~  『年浪草』(江戸時代の俳諧書)

 

───黄金世界!

 

まさに言い得て妙な表現ですね。この黄金世界は貴重な油を提供してくれるという役割だけでなく

 

春の菜の花は、この世界に輝くような明るさをもたらせてくれる存在なのかもしれません。

 

近代以前からずっとずっと現代まで変わらぬ明るい姿でこれからも咲いてほしいものです。

 

 

<おまけ>そっくりさん登場!

 

 

さて、最初に載せてみる↓このコは何の花でしょう? 見た感じは菜の花そっくりですよね?

 

   

 

このコには”花”のイメージはないのですが、お正月前からあちこちでその姿を見かけているはず。

 

もう少し全体の姿で見ればよく分かるかもしれません↓

 

   

 

あれ? これはもしかしたら・・・

 

   
 

はいはい、葉牡丹さんです♪ 葉牡丹もアブラナ科の植物なので菜の花にそっくりですよねー。

 

それではもうひとつ、どう見ても菜の花さんとしか見えないのが↓

 

   

   【画像引用:https://mirusiru.jp/nature/flower/kyabetsu

 

私は実物を見たことがないので、画像はお借りしました。 

 

どう見ても菜の花ですよねえ。アブラナ科のお馴染みの植物です。お馴染み過ぎるかも?
 

はてさて、これは何の花かと思えば・・・畑を見てみると・・・

 

  

   【画像引用:https://mirusiru.jp/nature/flower/kyabetsu

 

はいはい、キャベツの花なんですよねー。

 

そうか、キャベツってアブラナ科なんだ! と改めてしみじみと感じ入ってしまいました(笑)

 

 

この「キャベツの花」というのが結構ツボらしくてw 意外と知られていないようですが、ツィッター等

 

ではマイナーながらも結構話題になっていたりします。

 

   

   【画像引用:https://twitter.com/suymuc/status/1248199402218373121

 

「放置したキャベツから花が咲いた」というタイトルでしたが、まあ放置するまでもなく皆さんとっとと

 

食べてしまうのでしょうね、キャベツを(笑) もうひとつあったかな↓こちらもキャベツさんの花♪

 

   

  【【画像引用:www http://t.co/3Z1nkJd9pU

 

 

歴史が変わり動くとき

 

 

2020年、令和2年は思わぬ出来事に襲われる年になってしまいました・・・。

 

間もなく4月も終わりを迎えますが、もう、一年の三分の一が過ぎたわけです。なんだか・・・いろいろ

 

有りすぎて非常に濃い時間を過ごしているような気がするのは私だけでしょうか? 


今まさに歴史が動いている・新たな局面、次のフェーズに入ろうとしているような・・・?

時間の流れは目には見えないし、歴史の転換点もその時にはピンと来ないことも多いけれども

 

後になってから思えば「そういえば、あの時から!」と俯瞰できるのでしょうか。 もしかしたら、

 

私たちは今、世界の変り目に歴史の変り目に立っているのかもしれません。


変わるもの、変わらぬもの、いろいろあるけれど───

混沌とした世界の中でも、何が有ろうとも季節になれば咲き出す花たちを見ていると、変わらぬ存在

 

の確かさと強かさを改めて感じ入ることも多いのです。 その尊さも含めて───

 

   

 

───地には平和と安らぎを。

 

そうして、思わぬ悪疫により未来と命を奪われた方々の魂が安らかならんことを祈ります。

それでは今日はこの辺で…。最後までお読み頂きありがとうございました。    ペタしてね