台風7号の影響でしょうか、昨日から断続的に強い雨が降り続いています。関東甲信越地方では
既に梅雨も明けたそうですが、この調子だと当地は今月の半ば頃になりそうですね。しかし、こうした
うっとうしい雨の時期、いのちを育み、すくすくと成長している存在が周囲にはいっぱい───。
どんぐりころころどんぐりこ~♪
こんにちは、今日は大好きなどんぐりさんの成長前(?)の姿を載せてみました~。
この上の写真、分かるかな、枝葉の間に、緑色の小さなイソギンチャクみたいなのが幾つか
見えるでしょ? このコたち、どんぐりさんですよ~。
正確に言えば、あの丸くころりんとした実の部分ではなく、お帽子というかハカマというか、あの
丸い実を支える殻斗(かくと)の部分です。コレが最初に生まれるのね。横から見ると───
↑、ね、こうやって、多少の雨風では落ちないように枝にぴったりとへばりつくようにして───
私はどんぐりさんが大好きで・・・足元に落ちているのを見かけると拾わずにはいられません(笑)
※2014.09.24 どんぐり ( ^ー゜)σ どんぐりの握りしめたる丸みかな
ちなみに、「どんぐり」(漢字では団栗)の木という固定種は存在せず、樫・楢(なら)・柏・橅(ぶな)
などの実を総称して、通常はみんな「どんぐり」と呼びます。狭い意味だと、橡(くぬぎ)の実のことね。
私たちがイメージする、一番まぁるいコロンとした茶色の姿が「どんぐり」という名にぴったり♪
(紡錘形をした椎の実も「どんぐり」と呼ぶことがあるけれども、俳句の季語では別に分けてあります)
殻斗は、どんぐりさんのあのお椀のような部分です。種類によって様々なタイプ(デザイン?)があるけど
この写真のコたちは、クヌギのどんぐりさんです。殻斗の真ん中を見ると───
ほら、イソギンチャクの口のように、↑真ん中にプチッと穴が開いているでしょ。
ここから実が顔を出し、丸く育っていくのね。これから、育っていくのが楽しみだなー。
うちの近所には雑木林の名残が各所に残っているので、散歩がてら、どんぐりサンウオッチング
なんぞして気分転換に遊んでいるんだよね。 低い位置では実がつかないので、近くを通っただけ
では、分かりにくいのですが・・・遠目には殆ど木の葉や枝と一体化しているしね。
秋に成長して実が落ちて初めて気付く方も多いかもしれません。
それまで、随時どんぐりさんの成長の様子をアップしてみたいと思います。
どんぐりさんの成長については、こちらの記事でも───
※2015.07.10 本日の<おまけ> ( ^ー゜)σ 今日のどんぐりさん-その1-
私たちの身近には、様々な成長するものの姿、存在があるんだなあー、としみじみ思う今日この頃。
人間とは───
頭を空にもたげながら、天井の蜘蛛を見ない動物のことである
引用:ジュール・ルナール『日記』1894年(30歳)
─── えっ? はいはいはい、分かりましたよー、ルナールさん(笑)
漠然と遠くを眺めるだけではなく、身近な事象をちゃんと見るようにしますからー。…って、これは
まさしく”俳句”の心得というか、本質のひとつでもあるような・・・
─── とまあ、最後に俳句に戻ったところでw 今日はこれでおしまいです。またね♪