4月に入り気候も少しは落ち着いたかと思えばそうでもなく、やはり花冷えの日もあったりします。
このところ、季節のせいかどうか毎日眠くて幾ら眠っても寝足りずに二度寝してしまうことも・・・。
でもね、これは私のせいじゃないのよ~っ!みーんなカエルさんのせいなのよ~っ???
こんにちは、本日の季語は「目借時」(めかりどき)・・・春の季語です。「蛙の目借時」(かわず
のめかりどき)のサブ的な季語になるのですが、春の眠気を催す季節のことです。春といっても
早春ではなくもう晩春の頃なのですが。いかにも俳句的な、俳句独特の季語といえますね。
この時期、こんなに眠くなるのは蛙が人間の目を借りに来るからだそうです。(←えっ?)
実は、和歌の世界でも古くから(鎌倉時代頃から)既に歌に詠まれていたそうなのですが・・・
つとめすとねもせで夜をあかす身にめかる蛙の心なきこそ 藤原光俊朝臣
【画像引用⇒⇒カエル グッズ 置物 蛙 雑貨 ブリキ 帽子 ポーズ 王子様 執事 ガーデン ミニイニサイズ …】
いわゆる昔からの民間伝承というか俗に言われることわざというか、なぜ蛙が人間の目を借りに
来るのか、そのはっきりとした説明がなされていないし、意味不明ではありますが・・・実は「妻狩時」
(めかりどき)⇒目借時になったのではという説もあります。つまり蛙のラブコールの時期だから。
もしくは「媾離り」(めかり)の時期という意味で、これはラブコールの後の蛙さんのエッチね♪
うつらうつらと春の眠たくなるような季節、なぜそこにカエルさんが登場してくるのか、本当のと
ころはよく分かりません。長く厳しい冬が終わり、ようやく地上は春になったものの、季節の変わ
り目の不安定な時期を過ぎて少し落ち着いた頃、これまでの疲れがドッと出て来たのか、もう眠く
て眠くて・・・昼間でもついウトウトしてしまいそう。
戸外ではちょうどカエルさんの恋の季節でもあります。こういう眠くなる季節、カエルさんの鳴き
声がしきりに聞こえて来るし・・・ということで、眠気とカエルさんが結びついたのではないかと
も思われるのですが、どうでしょう?
いずれにせよ、人間の体調と季節の状況を結び付けるのにカエルさんを登場させるのはなかなか
粋ではありませんか。そこはかとない遊び心さえ感じられます。なので、季語としては人気がある
みたいね。なーんか、とぼけたような味わいのある季語で結構お気に入りなんですわ。
【画像引用(一部加工させて頂きました)⇒⇒ギギliving】
使って見ますか、普段の言葉として・・・何か重要な約束の時間に寝坊して遅れた時などに
「カエルに目を借りられたので、ついつい眠くなってしまいまして!」と言い訳してみるとか?
そんなことを言われた相手の反応は・・・
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1:なあんてキョーヨーがあるんだ!と感心されて許される
2:こいつアホか?という目で見られる
3:こいつヤバイんじゃね?と思われ救急車を呼ばれる
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↑はーい、どれでもお好きなのを選んでね(大爆笑
それにしても眠いなあ。こうしている間にも家族が何かブツブツと言っていますが、まあいっか。
ここはひとつ聞こえぬふりでもしておきましょう(爆 だって眠いんだもん。
それでは・・・今日は・・・この・・・辺で・・・
'゚☆。.:*:゚★゚'*ヽ(⌒ー⌒)ノ:*'゚★゚':*.::'゚☆。 マタネッ
↑百田尚樹の新刊です。童話的・寓話的ファンタジーの形式をとり、現代の日本の姿にメスを
入れた百田氏らしい作品。アマガエルのソクラテスとロベルトは平和な地を求めて旅に出ます。
辿り着いたのがナパージュという国ですが、そこでは心の優しいツチガエルたちが平和に暮らして
いたものの・・・彼らには奇妙な戒律がありました。それは三戒と呼ばれ「カルを信じろ」「カルと争うな」
「争うための力をもつな」・・・。そうして、カエルたちは常に過去の過ちに対して謝りソングを
歌っています。「自分たちは恐ろしいカエルなんだ!」だからこの戒律で封じて平和を維持してい
るんだと・・・うーん?どこかの国によく似ていますねえ? しかし、やがて・・・。