本日の My 俳句 [ 信じれば祈りとなりて聖夜かな ] | 俳句でDiary ─ できるかな?

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私の俳句 萌え萌え日記

ここだけの話ですが、私はサンタクロースを信じています。クリスマス・イブにはサンタさんが


トナカイのひく橇に乗って贈り物を配っていることを信じています。 (キリッ


子どもの頃の私は 憎たらしいガキ 理屈っぽい子でして、全く信じてはいませんでした。


けれども、年を経るにつけ、サンタクロースの存在を信じるようになりました。


ただ、問題はですね、サンタさんが我が家には来てくれないことなんですよね (爆


やはり、煙突が無いからかしら?  それとも・・・?


 サンタ人形 



こんにちは、本日の季語は「聖 夜」・・・の季語です。 意味はもう分かるよね。


クリスマス」のサブ的な季語です。「降 誕 祭」とも言います。

 


他には、クリスマス・ツリーの「聖 樹」、クリスマス・ケーキの「聖 菓」、教会で演じたりする


聖 夜 劇」 そして「サンタクロース」・・・みんな季語ですよ。


 サンタとツリー 



さて、本日は最初の1行からアホなこと言っちゃいましたが、実は あ る 本 のことを


お話したかったから・・・タイトルはズバリ 『サンタクロースっているんでしょうか?』

 


今から100年以上前・・・アメリカの8歳の少女がそんな疑問を抱き、ニューヨーク・サンという


新聞社に質問の手紙を書きました。 以下引用:偕成社 『サンタクロースっているんでしょうか』

 

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きしゃさま。

あたしは八つです。

あたしの友だちに「サンタクロースなんていないんだ」といっている子がいます。

パパにきいてみたら、「サンしんぶんに、といあわせてごらん。しんぶんしゃで

サンタクロースがいるというのなら、たしかにいるんだろうよ。」と、いいました。


ですから、おねがいです。おしえてください。

サンタクロースって、ほんとうに、いるんでしょうか?


バージニア・オハンロン

ニューヨーク市西95丁目115番地

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 バージニア     サンタクロースって 
 【画像引用:wiki  バージニアの手紙】  【画像引用:偕成社版 あとがき】



答えたのはフランシス・P・チャーチ、ニューヨーク・サン新聞の記者です。


1897年 9月21日の 「 社 説 」で 愛情をこめて誠実にこう答えました。


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バージニア、おこたえします。サンタクロースなんていないんだという、

あなたのお友だちは、まちがっています。

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・・・と始まり、何でも疑って掛かる人は目に見える物しか信じない心の狭い人であると言い


人間の頭脳や知識で知ることの出来ることは、この広い宇宙レベルでは限りなく小さいもの


である、と分かりやすく話した上で


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そうです、バージニア。サンタクロースがいるというのは、けして嘘ではありません。

この世の中に、愛や、人への思いやりやまごころがあるのと同じように、

サンタクロースも確かにいるのです。 (中略)

もしも、サンタクロースがいなかったら、この世の中は、どんなに暗く、淋しいことでしょう!

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・・・そうして、生きる苦しみを和らげてくれる信頼も、詩も、ロマンも無い世界


なってしまう、即物的な味気ない世界になってしまうと話を続けます。


また、実際にサンタクロースを目撃した人は誰もいないことについては、こう答えます。

 

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サンタクロースを見た人は、いません。 けれども、それは、サンタクロースが

いないという証明にはならないのです。

この世界で一番たしかなこと、それは、子どもの目にも、おとなの目にも

見えないものなのですから。

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・・・そうして、目には見えないけれども美しいもの、そういう世界を知ることが


出来るのが 信 頼 想 像 力 であると続きます。そして最後に こう結ばれます。

 

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サンタクロースがいない、ですって?

とんでもない! うれしいことに、サンタクロースはちゃんといます。 (中略)

一千年のちまでも、百万年のちまでも、サンタクロースは、子どもたちの心を、

今とかわらず、よろこばせてくれるでしょう。

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・・・見事な回答ですね。 これは 実 話 です。


100年以上前ではありますが、こういう事が新聞社の社説に載った時代もあったのですね。


 サンタとそり月 



私がこの本を読んだ時は もう子どもではありませんでした。


けれど、オトナになっていたからこそ、この本に書かれたことに心を打たれたのです。

 


ふと、「大切なものは目に見えない」・・・という 『星の王子さま』 の言葉をを


思い出してしまいました。 ひょっとしたら、あなたも・・・?

 星の王子さま 星の王子さま2 
 
【画像引用:星の王子さま公式HP】



今はもう21世紀・・・月にロケットを飛ばして月面に人間が降り立つ時代ではありますが


お月様にはウサギが住んでいて、臼と杵でお餅をついている」と考えても良いのですよ。

 


ロケットや宇宙ステーションは「文明」であり、月の神話は「文化」だからです。


文明と文化、どちらが正しいかなどと比べることは出来ません。全く別物ですからね。



サンタさんも月の兎も同じこと・・・  どんなに科学テクノロジーが発達しようとも、

失いたくないものは確実にあります。 そのひとつにロマンの心があるのかも?

 


さてと・・・今日はこれでおしまいですが、最後にお尋ねしても良いかしら?


あなたは、サンタクロースがいると思いますか?

 

 P.S: この本です↓