5千年の歴史と文化、広大な国土と自然。30以上の世界遺産が登録され、観光資源に事欠かない中国は世界中の旅行者を惹きつけてやまない。そんな中国を訪れる外国人観光客は年々増加し続けている。昨年中国を訪れた観光客は1億2900万人、世界4位の観光客受入れ国となっている。

  その一方で、中国から海外に出国する旅行者も急増している。06年の海外旅行 者は前年比10%増の3452万人でアジア1位、20年には3倍の1億人を突破すると予測されている。そんな中国人の海外旅行 状況を探ってみた。

  【中国人の旅先での買い物は世界一】

  中国人旅行者は海外での消費活動も盛んだ。06年の中国人海外旅行者の買い物による支出平均が928ドル。前年に引き続いて世界一となった。香港への旅行客は772ドル、ヨーロッパでの中国人観光客の買い物による支出平均は1408ドルに達する。

  その消費の対象は海外の有名ブランド品が中心だ。泊まるホテルや食事にはあまりお金をかけず、アルマーニやプラダ、高級時計などに人気があつまる。これらの商品は中国国内よりも安価で購入できるためだ。香港には次々とブランド店がオープンし、中国人観光客を「新的日本人(新しい日本人)」として商戦を展開している。

  また海外に出国する中国人観光客は、北京、上海、広州の沿岸部三都市が中心である。特に北京からの旅行ツアーは中国の海外旅行者数の30%近くを占める。

  海外旅行ブームの中国、人民元切り上げによる購買力の向上などを背景に、中国人の海外渡航は今後ますます増加すると予測されている。そんな中国人観光客をターゲットに、各国は中国人観光客の誘致に力を入れている。中国が海外旅行の渡航者数世界一になるのも指呼の間かもしれない。(

アジアで格安ホテルが急増している。高級ホテルのような施設の華やかさはないが、安全で清潔な宿泊サービスに機能を絞り、1泊数千円に抑えたのが特徴。マレーシアでは1泊約330円から泊まれるホテルも出現した。経済発展に伴う相互交流の活発化で、中国 や東南アジアで観光 やビジネス需要が急増しており、欧州ホテルチェーンも別ブランド名で進出する動きが出始めた。


 格安ホテルの火付け役はマレーシアの格安航空会社エア・アジア傘下の「チューン・ホテルズ・ドット・コム」。4月にクアラルンプール市内に173室のホテルを開業。簡素な部屋だがベッドの快適さや清潔なシャワー、インターネット接続などを売りものに最低料金を1泊9.99リンギ(約330円)にした。食事などが付かない「素泊まり」だが、普通料金でも1泊50リンギ程度。

 ANAセールスは「ANAのつばさで~いのちの森づくり~上海植林ツアー」を発売した。日中国交正常化35周年とANA中国 路線就航20周年を記念し、ANAグループが実施する、全日空(NH)就航空港周辺の森林整備を支援する「私の青空」事業を同ツアーに組み込み、初めて中国 で展開。「森を蘇らせる男」として著名な横浜国立大学名誉教授の宮脇昭氏による「青空塾」と、「植樹祭」を通し、地球環境を考え、森の大切さを学べる内容とした。

 出発日は11月1日で、旅行代金は3日間が成田発が7万7800円から、関空発が5万7800円から、名古屋発が6万1800円から。1日分の自由行動がある4日間の設定もある。
  香ばしく爽やかな中国緑茶 、茉莉花の香りが漂うジャスミン茶、芳醇な味わいの烏龍茶など、中国のお茶は多彩で、中国旅行 のお土産として買い求める人が多い。品種も価格もピンからキリまで、高級なものではグラム単価で金の重さより高額なものさえある。

  そんな中国茶の生産量が年々増加している。2005年の中国の茶の総生産量は93.5万トン、過去10年間で2倍近くまで増産されている。その背景には国際的な需要が高まっていることが挙げられる。

  「碧螺春」や「鉄観音」など、中国のお茶は名前だけ聞いても、どこで栽培されているのか意外と分かりにくい。そんなお茶の生産量中国一の省を探ってみた。

  【中国で最も茶の生産量が多い省は福建省】 

  国家統計局によれば、福建省の2005年の茶の生産量は18.5万トンで、中国一の生産量を誇る。武夷山は有名で、かつては皇帝しか飲むことが出来なかった「大紅袍」など、古来より茶の名産地。

  そして高級緑茶「龍井」で有名な浙江省が14.4万トン、プーアル茶に代表される雲南省の11.6万トンと続く。湖北省や安徽省、四川省も銘茶の郷だ。

  現在お茶は健康飲料として、世界中で飲まれている。年間の消費量はおよそ300万トンといわれ、中国はその3分の1を生産している。輸出量も28.7万トンでインドについで世界第2位、最大の貿易相手国は日本だが、モロッコやモーリタニア、ガーナなどアフリカ諸国への輸出が目立つ。

  「茶は南方の嘉木なり」、陸羽が書いた中国最古の茶の文献の冒頭である。中国南方を原産とする珍しい植物が、現在では遠くアフリカの人々にも愛されている。(

 NTTドコモは7月11日、海外旅行 時の携帯利用動向についての調査結果を公表した。

 調査によると、「直近の海外旅行で、海外でも利用できる携帯電話を持っていった(レンタル含む)」と答えた割合が、前年に比べ10代から60代以上の各世代で増加。特に、60代以上では、前年8.0%から27.4%と3倍以上に急増した。

 また、国際ローミング が利用できる端末を所持している割合は、全体平均で27.5%。世代別では、20代が32.6%ともっとも高く、以下、40代で31.6%、30代で31.1%と横並びの水準で、60代以上でも23.3%だった。

 今後、携帯を買い替える際に“海外で使えること”が端末選びの基準になるかについて、「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた割合は、全体で65.8%。これに対して、60代以上では73.8%が同様の回答をし、海外ローミング機能を、買い替えの際の重要な要素と考えていることがわかった。

 調査は、6月7~8日の間、過去1年間に海外渡航の経験のある10代から60代以上1236人を対象に行われた。