夏休み向けの海外旅行 プランが続々売り出される中、日系の航空各社が国際線の「燃料サーチャージ」の値上げを発表した。
ゴールデンウイークが終わり、街の人からは、夏休みに向けた海外旅行のプランが続々と聞かれた。
しかし、値上げの波が旅行客を直撃する。
ニューヨーク原油先物相場が一時、1バレル = 135ドルを突破し、史上最高値を更新するなど、原油高騰が止まらない。
こうした中、日系の航空各社が国際線の「燃料サーチャージの値上げ」を発表した。
7月から実施される値上げは、韓国便で往復5,000円から7,000円になり、ハワイは、2万8,000円から4万円となる。
家族4人でハワイに行く場合、燃料代だけで16万円もの代金を支払うことになる。
燃料費の高騰を背景に、航空運賃とは別に徴収される「燃料サーチャージ」。
日本では、2005年から徴収されているが、その金額は、「成田 - ホノルル便」を例に取ると、3年間で10倍近くになっている。
さらに消費者からは、サーチャージのシステムについて、「行く場所によって(料金が)変わってくるので、ちょっとわかりづらい」、「あとから『これこれの金額』と言われると、『え~』ってびっくりする」などといった声が聞かれるなど、料金システムの複雑さから不満の声も多く、旅行業界の“やっかいもの”扱いを受けている。
そこで、大手旅行代理店の「H.I.S.」では、3月から、燃料サーチャージ料込みの金額を表示した。
H.I.S.新宿本社の堀江茂雄さんは「燃料サーチャージを含めますと、若干H.I.S.の方が(料金が)高いというふうに思われがちな部分がございますので、そのあたりは、きちっとしたご案内でアピールしていきたいと思います」と話した。
しかし、この燃料サーチャージには、ある疑問が残る。
例えば、日本から香港に行く場合、日系の航空会社を利用すると、往復の燃料サーチャージは1万6,000円。
しかし、キャセイパシフィック航空では3,400円と、5倍近く違っている。
航空評論家の秀島一生氏は「サーチャージは値上げの隠れみの。航空会社によって、サーチャージの料金の取り方も変わっているわけですね。航空料金とサーチャージ料金が同じくらいとは、誰も納得できないんじゃないですかね」と語った。