ゴールデンウイーク(GW)の中国向け旅行が、チベット問題や中国製ギョーザ中毒事件などの影響で大きく落ち込んでいる。夏の北京五輪を目前にした「中国
特需」を期待していた旅行業界は、「聖火リレーの混乱やデモばかりが注目されると、五輪後も旅行先として敬遠されかねない」(日本旅行業協会)とし、騒動の長期化によるイメージダウンを懸念している。
JTBによると、チベット問題を受け、チベット周辺へのツアーを中止したことなどから、GW期間中の中国 向けの事前予約は、客数ベースで前年より約2割少ない。同じ理由で日本旅行は7割を超える大幅なマイナス、近畿日本ツーリストも約5割落ち込んでいる。
工夫すれば10連休の取得が可能だった昨年のGWに比べ、今年は曜日の並びの関係で長期休暇取得が難しく、もともと移動に時間がかかる欧米の苦戦が予想されていた。