仕事終わりの彼と合流。
会うのは3回目。
待ち合わせはまだ、なんだか照れ臭い。
その日、ワインのあるお店に入った。
前の電話で "ワイン飲みたいな" なんて私が言っていたことを覚えてくれていたのだろうか。
翌日休みな彼。
私も連休の予定だった。
だが、彼女のことがあり、たまたま彼女が連休に入っていた仕事が2件あり代理で行くことになっていた。
お互い翌日休みだったはすが私は仕事に。
朝一のその仕事は割とすぐに終わる仕事だった。
明日、突然仕事になってしまったこと。
朝仕事へ行って、一旦自宅へ帰ってから、また戻ってきてもいいか聞くと、いいよ、と。
その日、私は彼女のことを彼には話さなかった。
3回目に会う人にする話ではないと思った。
それに私の中でも気持ちの整理ができなかった。
なるべく普通に過ごした。
翌日仕事へ行き、自宅へ一度戻った。
何故か、自宅に戻った瞬間、身体の力が抜けるような感覚になった。
どうして死んじゃったの?
仕事が辛かった?
私が厳しいことを言ってしまったから?
なんで?
なんで?
身体がゾワゾワした。
家にひとりでいることが急に怖くなった。
私は彼女に怨まれているのでは?
違う会社に入っていたらこんなことにはならなかったんじゃないか?
こんな気持ちに心が支配されていった。
急いで準備して彼の家へ戻った。
私たちは本当によくお酒を飲む。
家に着き夕方からまた飲み始めた。
夜になり、彼女のお母さんから携帯に電話がかかってきた。
彼女のお母さんとは、お母さんが会社に電話をくれた時に番号を交換しており、亡くなったという事実を知る直前までやり取りをしていた。
(亡くなったという事実は警察から連絡するとのことだった)
電話がかかってきた瞬間。
私は戸惑った。
責められたらどうしよう?
私のせいだったらどうしよう。
自分のことばかり最低だ。
彼に、ちょっとごめん、と言い部屋から出て電話をかけ直した。
彼女のお母さんはすぐに電話に出てくれた。
この度は色々迷惑をかけてしまいごめんなさいね。
あの子ね、前から様子がおかしかったんです。
だから毎日電話やLINEをしていたんです。
実家に戻るようにも言ったんだけどね…
帰ってこなくて。
私がずっと一緒にいたら良かったんだけど…ごめんなさいね。
彼女は新幹線で数時間のところが出身地だった。
お母さんは今日、彼女の家に行き、整理をしてきたこと。
明日、身内だけで葬儀をするので、良かったら来てください、と言った。
そして、
課長さん(私)
自分を責めないでくださいね。
○○(彼女)からよく課長さんの話を聞いていました。
とても親身になってくれて、良くしてくれている、と。
だからどうか自分のせいだなんて思わないでください。
私は、涙が止まらなくなった。
お母さん、私○○さん(彼女)に仕事で厳しいことを言ってしまった日もありました。
聞いていらっしゃるかもしれませんが、私がもっと違う接し方をしていたら…
仕事が彼女の負担になっていたかもしれないです。ごめんなさい。
彼女のお母さんも、当然だが、まだ気持ちの整理が出来ていないようだった。
葬儀には、私と上司で参加させていただきます、と伝え電話を切った。
かれこれ30分は話していた。
ごめんね、長くなって。
と部屋に戻ると、彼から
何かあった?
なんか様子がいつもと違う気がするから。
そう言われた。