何かあった?と聞かれ、話すか迷ったが、明らかに泣いていたことがわかるような状況。



私は、こんな話をしてごめん。と言って、全てを話した。



彼は、
よく昨日何も言わないでいられたね。
大丈夫?



そう言うと、棚から何かをゴソゴソと取り、自宅の合鍵をテーブルに置いた。


これ良かったら持ってて。


少し戸惑った。


家の鍵なんて渡していいの?



だって今、あや大変だから。
ひとりでいるのが嫌だったらうちに来てていいよ。何もないけど。
でも3回しか会ったことない人に鍵渡すとかやばいよね笑
けど、あやの方が大事!


彼はそう言った。
この言葉をよく覚えている。



本当に、ひとりでいることが不安だった。
この時の不安感は、これまで生きてきて感じたことのない感覚だった。
彼がこう言ってくれて純粋にありがたかった。



彼は、自分自身が鬱病になった経験があり、その経験から色々なことを話してくれた。
そして、私のせいじゃない、と励ましてくれた。



翌日は、彼女の葬儀だった。



朝まで彼の家で過ごし、翌朝自宅へ戻った。




彼女の葬儀には、上司である元旦那が車で連れて行ってくれた。




無言の車内。




葬儀場に着き、彼女の顔を見た瞬間から、私は涙が止まらなくなった。





苦しかったよね。
辛かったよね。
気付いてあげられなくてごめんね。
今までありがとう。




心の中でずっとずっと声をかけた。




葬儀が終わり帰る頃に涙も声も出なかった。




そんな私に、元旦那も声をかけられず、ただただ見守るような感じだった。





その日も、彼の家に行くという話をしていた為、自宅に戻り着替えて彼の家に戻った。





今まで身近な人の死は、おじいちゃんとか高齢の人だった。
まだ30歳の彼女が亡くなったこと、自殺だったこと。
葬儀場で彼女を見ても、やはり事実を受け入れることが難しかった。




しばらく眠れない日々が続いた。