話は、1月下旬にさかのぼります。
推しの一人であるみでぃさんのTwitterを見ていた所、緊縛ショーの香盤表がツイートされてきました。
普段は、この手のショーは行かないので、香盤表もチェックしないのですが…。
この日は、虫の知らせとでも言うのでしょうか?
香盤表を見てみました。
みでぃさんは2月7日(木)にご出演との事で、同日の香盤を見ていた所、気になるお名前を発見しました。
ずばり!
「女将」
です。
察しの良い方はお分かりだと思いますが、
『れんてつ』
の、
『集電器ななつ星』
さんの愛称が
『女将』
です。
自分の周りで
『女将』
と呼んでいる女の子は一人しかいないので、
「もしかしたら?」
とスグに思い当たりました。
ただ、諸事情を勘案して、愛称を使われているんだろうから、SNS等で拡散しないようにするつもりだったのですが…。(汗)
一晩明けたら、ご本人様が盛大にネタバレさせていらした上に、当の『れんてつ』のTwitterでも後刻宣伝されていたので、
「じゃあ、女将とみでぃさんの晴れ舞台を、観に行こうじゃないの!!」
と思いつきました。
みでぃさんが定期参戦されているCPEキャットファイトで比較的似た演出が行われる時があるので、抵抗感は無いだろうと予想していました。
ただ、劇場のシステムや慣習、客層など…。
分からない事が多すぎました。
そこで、1月29日(火)に、新宿シアターPOOで行われた、
『スナックみどり*バーtime1日ママ』
のイベントに出かけ、疑問点などをお聞きしてきました。
幸い、蕨に行かれた経験があるお客さんが複数おいでになっていて、そのお蔭で疑問点はほぼ解消出来たので、後は当日劇場に行くだけと言う状態になりました。
11時30分ごろに劇場についたら、既に10名程が列を作っていました。
その10分ほど後に入場が始まったのですが、10時30分に開場になっていて、すでに場所取りが行われていて席は無い状態でした。
しかし、小さい…。
正面の舞台から2メートルほどの長さの花道があって、その先に1×2メートルほどのセンターステージ(通称:でべそ)があります。
花道脇は、花道に向かって2列、正面は1列の客席があって、それ以外は立ち見スペースでした。
ただ、蕨ミニ劇場は
「日本一小さい劇場」
との事で、立ち見スペースすら実際には無いに等しく、人がやっと立てるスペースがあるだけと言う感じでした。
そのため、人がすれ違う事も困難な状態で、やっと見つけた上手側のスペースから一切動けないまま、第二部終了まで観ていました。
ちなみに、常連の方のお話しでは、木曜日は
「魔の木曜日」
と言われ、お客さんが少ないそうです。
しかし、この日の入りは凄まじく、舞台下手側(左手)は3列の人垣が第一部には出来ていて、
「普段の木曜日の10倍から20倍の入り!」
との事でした。
7日の香盤は以下の通りで、4回公演が行われる予定となっていました。
①栗鳥巣&京はるな
②-(1&2回目)結月里奈×みでぃ×女将 ②-(3&4)結月里奈×みでぃ
③五木麗菜
みでぃさんと女将は、結月里奈さんが縄師を務める緊縛ショーへのご出演で、女将は第一部から第二部まで、みでぃさんは通しでのご出演でした。
自分は、諸事情を勘案して、女将のご出演される第二部までを観る事にしました。
トップバッターは、CPEにも出場経験のある栗鳥巣さんです。
新木場で観た時、(良い意味で)男っぽくてかっこ良かったので、
「どうしてもステージが観てみたい!」
と思っていたので、悲願達成出来て良かったです。
第1部は着物姿、第二部はアニメにもなった某マンガの外伝(?)を基にしたショーでした。
しかし、栗鳥巣さんが、あんなに踊りや表現力が(とんでもなく)高い方だとは思っていなかったので、
「すいませんでした!!これからは、もっと観に行きます!!」
と謝りたくなった自分でありました。
しかも、トークも面白くて客席を沸かせていたし…。
凄い方ですね。
何曲か踊られて、ポラロイドタイム(劇場所有のデジカメで写真を撮影し、プリントアウトしてもらったデータを後刻貰うというもの。個人所有のデジカメでの撮影は禁止なので、カバンから出しただけでも猛烈に怒られます。)と言う流れが、以下各出演者で続きます。
続いての登場は、京はるなさんです。
初めて拝見させて頂いた方です。
第一部は、白のチャイナドレスを着ての踊りで、第二部は栗鳥巣さんと共演されていました。
個人的に、体の使い方や衣装・小道具・音楽の使い方等が今風で、物凄くビックリしました。
京はるなさんのステージを拝見して思った事があるのですが…。
「下手な舞台女優さんは、完全に負けてるな!」
と言う事です。
それ位、完成度や表現力が高いステージを観せて頂けたと思います。
3番目のご出演が、みでぃさんと女将、結月里奈さんでした。
センターステージ上にすべり止めのマットが敷かれ、その上に鼠色のシートがかけられました。
準備が出来た所で、暗転(照明が消されて、真っ暗になる事)となったのですが…。
下手側から2名、舞台上に上がられたので、
「何だろう?」
と思ったのですが、これは演出でした。
音楽が鳴り、学生服調の衣装を着たみでぃさんと女将によるミニライブがありました。
先ほどの2名の方は、オタ芸を打つためにみでぃさんが呼ばれた方のようでした。
良く見ると、1名の方は見覚えがりました。
みでぃさんが出場されるCPEキャトファイト等でもお馴染みのプロレスラー、佐野直さんのお店
『スタンリークラブ』
で最初にイベントをされた時、一緒にお店で酔っぱらってオタ芸を打たせて頂いた方で、自分が師匠だと思って(勝手に)崇めているかたでした!
久しぶりにお姿を拝見しましたが、お元気そうで何よりでした。
(ちなみに、スタンリークラブでのみでぃさんご参加のイベントは、直近だと2月14日に行われます。)
ミニライブですが、
「ストリップ劇場で、アキバ系ライブイベントの雰囲気を味わって貰おう!」
と言うコンセプトの基に行われたようです。
そのため、オタ芸のプロの方がどうしても必要だったようです。
第2部もミニライブとオタ芸が披露されました。
今回の選曲は、比較的ライブイベントでも歌われる事が多く、初心者の方でもノリ易いものばかりでした。
ライブコーナーがあるとは思っていませんでしたが、自分が分かる曲ばかりだったので、精一杯場内を盛り上げる為のお手伝いをさせて頂きました。
場内の客さんの声を聴いてみた所…。
「初めてオタ芸を見た!」
「アキバのライブは行った事は無いけれど、その雰囲気を味わえた。」
等、おおむね好意的なものでした。
どう考えても、アキバ系イベントに行く感じでは無いお客さんが、ノリノリで拳を突き上げて下さったり、ヘッドバンを繰り返して下さったのを見た時は、物凄く嬉しかったです。
ショー本編の内容ですが、第一部・第二部共に、
「先輩○奴隷の姿を、新人に見せる。」
と言うものでした。
勿論、先輩はみでぃさんで、新人役は女将となります。
当然、本格的な縛りを受けるのは、みでぃさんの担当でした。
CD-ROM等を通じて、縄師の結月里奈さんのご活躍の事は存じ上げていました。
しかし、実際のお仕事ぶりを目の前で観るのは初めての事になります。
女性縄師のお仕事を見えるのは、CPEでの三代目葵マリーさんに続いて二人目です。
同じ縛り方でもアプローチの方法が違っていて、興味深かったです。
また、みでぃさんとは長年に渡って信頼関係を構築して来られているので、お互いに息もぴったり!
相手が望んでいる事がお互いにステージ上で出来ているのが、観ていても良く分かりました。
なので、お客さんの反応も良かったです。
一方の女将ですが、自分はかなり心配をしていました。
見た目は高校生っぽく見えるので、そちらでのウケは良いだろうとは思っていました。
しかし、何分にも舞台上で、ショーの流れを止める事無く、自分の姿をさらさねばなりません。
(ちなみに、女将だけは着衣緊縛)
目の肥えた蕨のお客さんに受け入れてもらえるか?
これは、ご本人様以上(だと思うのですが…。)に心配していました。
実は、男性縄師からの緊縛を受けた作品がある女将ですが、女性縄師からの緊縛は初めてとの事でした。
当然、結月里奈さんとの共演も初となります。
「大丈夫かなぁ?」
そう思いつつ、初のステージを観ていました。
それは、縛る側の結月里奈さんにとっても同じ事で、最初は手繰りの状態でした。
第一部は片腕を縛る位で、みでぃさんへの責めが中心になっていた事からも、それが良く分かりました。
自分が立ち見をしていた上手側にみでぃさんがおり、下手側に女将が並ぶという感じだったので表情が見えませんでしたが…。
女将にとっては、かなり悔しかったようです。
表情がちらっと見えた第二部の時は、物凄い表情をされていました。
自分がご縁を持たせて頂いて10年ぐらいになるでしょうか?
これまで観た事が無い程のものでした。
女将が、女性としての本性を人前でさらけ出したのは、これが初めてだったのかも知れません。
その意味では、貴重な機会を目に出来たと思います。
その女将ですが、第二部では余裕も出て、ポラタイムでは蕨名物のお客さんを(物理的に)イジりまくっていました。
(意外とSっ気があるのかも知れませんね…。)
一方、その時に傍にいらしたみでぃさんはと言いますと…。
お客さんからのリクエストに応えて、様々なポーズを見せていました。
イベント等で何度か目にしているのですが、ポーズの名前が分からないので、撮影時はリクエストを出しませんでした。
で、
「こんな事も出来ます。」
と言う感じで、ホイホイ難易度の高いポーズばかり繰り出していたら、お客さんから驚かれていました。
「これなら、すぐ(ストリップの)舞台に出られる!」
「誰か、上の人に話してきて!」
等の声が出ていました。
これを見た結月里奈さんが、
「みでぃちゃん、どこか事務所所属だったっけ?」
と聞かれる程で、みでぃさん
「やり過ぎちやったかな?」
と複雑な表情をされていました。
蕨のステージに立つのが憧れだとお話されていたみでぃさんですが、場内のお客さんの反応から考えると、今後のご出演もありそうです。
結月里奈さんの技も間近で堪能出来て、
「この人凄いわ!!」
って本気で思いました。
観に行って良かったです。
最後に登場されたのが、五木麗菜さんでした。
「レジェンド 五木麗菜 2月7日 降臨!!」
と香盤表に書かれている位凄い方で、この日のみのご出演でした。
自分は第一部のステージのみ拝見させて頂きましたが、第一部の大混雑は五木麗菜さん見たさもあったのかも知れません。
最初は、トークショーが行われました。
進行役は、先日の新宿でのみでぃさんのイベントの折、来店されていた女王様が担当されました。
トークショーの内容ですが、今回のご出演に至るまでの過程についてのお話がメインでした。
要約させて頂くと、五木麗菜さんは元蕨所属で、引退されたそうです。
その後、多くの方から再度の舞台出演を望まれていたそうです。
その中で、元所属先の蕨にお話があったそうです。
しかしながら、
「勝つて蕨に所属していた人間であっても、現在所蔵ではないので難しい。」
と言う話があったそうです。
そこで、関係者の方と劇場サイドとで交渉を重ね、何とか1日だけのご出演が叶ったとの事でした。
自分が観た第一部では和服姿で、手に七色の羽の付いた扇を持たれて踊られました。
日舞名取りクラスの腕前とのお話だったのですが、下手な名取りは足元にも及ばない位の素晴らしい踊りを観る事が出来ました。
「新橋演舞場クラスの劇場で踊っても、お客さんを満足させられそう。」
と、女王様が仰っていましたが、これはお世辞ではなく100%真実だなと自分は思いました。
(これでも、歌舞伎ファン歴27年目なので、観る目は有ると自負してますので。)
お客さん達の反応も凄くて、終了後のポラタイムは大混雑でした。
そのため、自分はポラを撮らせて頂かなかったのですが、今にして思えば撮らせて頂けば良かったかな?と後悔しています。
ポラタイム等が盛況で進行がおした為、全4回公演だったものが3回に変更になったと後刻知りました。
あれだけの内容のステージが観られたなら、当然かも知れません。
第二部のみでぃさんと女将とのステージの後に劇場を後にしましたが、蕨のお客さんが物凄く暖かくて、気持ち良く送り出して頂けたのは嬉しかったです。
おかげさまで、悲願であったス○リップ劇場に行く事が出来ました。
自分とご縁のある方に踊り子をされている方が何名かおりますが、これまで劇場に足を運ぶ機会がありませんでした。
しかし、今回の出来事をきっかけとして、ご縁のある方のステージを観るために、他の劇場にも足を運ばせて頂こうと思います。
出演者・劇場スタッフ・当日お世話になった皆さん。
ありがとうございました。
特にみでぃさんには、心から御礼申し上げます。
いつも、自分を高いステージに引き上げて頂き、感謝しています。
これからも、応援させて頂こうと思っています。