余命を言われたあくる日、退院しました。
実はもう一つ検査結果が残っていて、イレッサと言う薬が適合するか否か分かるまで待って、再度治療入院することになったのです。
イレッサに適合する条件として、若い女性、喫煙していない、アジア人、腺癌があげられます。
この条件を満たしていても適合しない場合があるので、その為の検査をしていました。
結果私は適合していたので8月26日から入院になりました。
入院すると、また前の部屋のメンバーの人がいたのでホッとしました。
今回の入院は、前の入院からは心情が全く違っていたので、同室の人に励まされて何とか気持ちを持ち直す事が出来たと思います。
感謝感謝です。
イレッサを服用して1週間くらいしてから副作用が出始めました。顔の中心、特に鼻に集中して膿を持った湿疹が無数に出て来たんです。
顔を洗う度に膿は潰れ、鼻は血だらけ。
鏡をみるのも嫌な程でした。
やがて頭皮や首、胸とどんどん湿疹は広がっていきます。
それと同時にひどい下痢が始まりました。
それでも周りの患者さんと比べれば軽い副作用で、ご飯を残す事もなく元気に過ごせていました。
入院中は週に一度の採血や、胸部CT、脳のMRIを受けていました。
一番怖い副作用の間質性肺炎は幸い発症せずにすみました。
イレッサを服用して3週間ほど経った頃、幸いにも原発の肺はかなり小さくなり、脳もリンパも小さい粒位になってました。
経過がいいので退院する事になったのですが、嬉しい反面、不安な気持ちが同時に沸き上がってきました。
同じ癌患者の中で守られていた所から、健康で普通に生活している人の中で癌患者として暮らしていけるかどうか…
そんな恐怖が頭をよぎっていました。
9月18日、退院しました。