過去 123 | 過去

過去

過去から現在までのこと、モラ夫との日常のことや、趣味などについて書いていきたいと思います。

時々、愚痴や毒を吐くかもしれませんが、お付き合い頂ければ幸いです。

保明のところに1泊し、出勤してその日はまっすぐ和也の家へ帰った。

そして和也はいつもよりおとなしく束縛を全面的に出すこともなく、保明のところへ泊まったことに関する追及もなかった。

でも、和也が私に「早く別れて」と異常なまでに言うのには過去の出来事が関係しているようだった。

和也は太っていて胸の大きな女性が好みらしく、グラビアアイドルのMEGUMIの大ファンだった。

過去に出会った女性で体型も好みで名前もめぐみという人がいたらしい。

でも、彼女は子持ちの既婚者だった。

和也は彼女と結婚したくて彼女も同意してくれてて、実家に連れていき親に紹介までしていた。

ある日彼女に「今、旦那がいないからうちに遊びに来て」と言われて行くと彼女の夫が家の中にいて修羅場。

ボコボコにされたあげく、金品を要求され、実家にまで行かれ、そしてもちろん彼女も手に入らず……。

おそらく彼女は子持ち既婚の美人局だったのかもしれない。

和也はいまだにそのことを引きずってるから「早く別れて」と私が保明と離婚することに固執しているようだった。

それにしても、なぜ独身の人の中で相手を見つけないのか?

既婚者好き、もしくは人のものが好きなのか?


話は変わって………


私が和也と暮らし始めてから、ひろくんには「彼氏ができて一緒に暮らしてる」と話していた。

ある日、久々にひろくんから電話が来た。

ひろくん 「取り急ぎ相談したいことがあるんだけど、旦那さんに会ってぜひ知恵を借りたい。旦那さんに多少の謝礼金を出してもいいからお願いできないかな?」

めずらしくひろくんから悩みごとの相談なんて……

ひろくんと電話で話してるときそばにいた和也にも話は知られて、保明を私に近づけたくないのか「代わりに俺が話を聞く」と和也がひろくんに言ってしまった。

ひろくんが来てファミレスで話を聞くと、どうやら片想いの彼女のことだった。

二人の関係は相変わらずで、春を売る彼女とお客さんのひろくん。

たくさんいるお客さんの中でも、ひろくんはアッシー、メッシー、貢ぐ君扱い。

彼女のお金の使い道は医療費のはずだったけど、徐々にそのことに疑いを持ち始めたひろくんは彼女に「ほんとは何に使ってるの?」と聞いた。

すると彼女は逆ギレして

「今まで時間さいて散々付き合ってやったのに…
その分のお金を10万円払って!」

ひろくんは会う度に2万円ずつ払ってるから優良な常連さんのはずなのに……。

ひろくんは、お金は会う度にきちんと約束の金額を払っているんだから、突然10万円要求されても何に対して払わなきゃならないのかわからないからきちんと説明して…と彼女に言うと…彼女は

「迷惑料。払わないならば男友達連れて回収に行く」

と脅してきて、どうしたらいいか保明に相談したかったらしい。

なのに和也が保明を遠ざけるために自分が話を聞くと言って出てきてしまった。

でも、和也は具体的な解決案を出さず、ただ「もう関わらない方がいい」というばかりでひろくんのお役にはたてなかった。

彼女は自分の時間と引き換えにお金を受け取っていたんだから「時間をさいて散々付き合ってやったのに…」なんて言うのはあまりにも理不尽。

ひろくんのように優良な常連さんは大事にしたほうがいいと思うんだけどな…。

そんなことを考えていると、ひろくんのところへ彼女から電話。

「やっぱりこの要求はおかしいし、納得できないから10万円は払えない。」

と、ひろくんが彼女にはっきり言うと…

「今すぐ〇〇まで来い!一発殴らせろ」

と言われたらしい。

このときの現在地は横浜市、彼女が指定したのは湘南の方。

かなり遠いけど、ひろくんは彼女のところに行くことに…。

ひろくん 「仕方ない。一発殴られに行ってくるよ。それで彼女の気が済むなら…」

と言って彼女のところへ行ってしまった。

その日、彼女に会ってほんとに殴られたのかはわからないけど、その後、彼女との関係は終わったらしい。


今回はめずらしく他人の修羅場のお話でした。