天井のシーン、実は・・ 6/6

 

 

 

  6、死に物狂いでもがいた魅由鬼の不憫

 

相手は自分と同じ妖怪を自分の仲間をなんの躊躇いもなく何人も殴り殺した張本人です。いくら魅由鬼が強がっていても、彼女はその恐ろしさを理解しています

 

 

そんな危険な相手に自分は明らかに激しい怒りを買うような行為を

今まさに行っている。

 

もしここで失敗して相手を取り逃がすようなことをしてしまえば今度こそ自分はタダじゃ済まない。

きっと殺される

 

 

そう思ったからこそ

 

絶対に失敗する訳にはいかない。これ以上、下に落とす訳にはいかない。必ず持ち上げてみせる。

何が何でも

 

 

という強い意志で

その一点に全ての集中力と力を注いだ

 

のかもしれません。

 

 

標的がブランコのように揺れながら近づいてくるという明らかに大きな変化にすら気付かないほどに

 

これ以上落としてなるものか」という強い思いに縛られ、

 

もはやそのことしか考えられなくなっていた

 

 

そしたら気付くと敵が目の前にいた。

 

 

 

 

全く周りがみえなくなるほどその一点に集中していた中で、

ふと気付くと既に自分の懐まで敵が入り込んできていた

 

彼女にとってそれはどれほど恐怖であったことでしょう。

 

 

相手は自分の仲間を、妖怪を躊躇いなく殺した危険人物です。

 

殺される!

 

もしかしたらとっさにそう思ったかもしれません。

 

 

もしそうだとしたら、頭が真っ白になってまともに動けなくなるのも頷けます。

 

 

 

 

 

そんななす術ない魅由鬼。

そんな、殺されそうな恐怖から逃げたくてもまともに逃げることもできない彼女を幽助は容赦無く追いかけ躊躇いなく思い切り暴行を加えたんだとしたら・・。その行為は一体どんな意味を持っていたことでしょう。

 

 

 

 

 

 

今回は以上です。

 

 

 

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