天井のシーン、実は・・ 2/6
2、あっという間の短い天下
魅由鬼が幽助の首を絞め吊し上げた段階での様子を見ると
魅由鬼はかがんだままの体勢でスピーディに幽助を吊るす鞭を巻き上げ、かなり近い距離まで幽助を持ち上げます。
この時点では白丸で囲った柱よりも高い位置まで幽助を持ち上げており、魅由鬼のもう目前まで来ています。
そして不敵に笑みをこぼしながら「お前は死ぬ」と挑発する余裕まで出てきているのです。
しかし
そこからしばらくすると
魅由鬼は力の入れやすい立ち上がった姿勢に変わった上、幽助の体重に引っ張られるように脚は少ししゃがんだ状態になります。
そして右手に持つ、鞭で作った輪も小さくなっており、
また、この後に写る幽助の位置(天井からの距離)を見ると、
本来彼女が立ち上がった分に加えて、幽助が自分でその鞭を巻き上げた分だけ高い位置に来ているはずの幽助が、
下の画像のように、実際には魅由鬼が立ち上がる前より低い位置に下がっています。
これらのことからも
幽助の体重を支えられなくなってどんどん下に下がっていることがわかります。
さらに上の画像の通り、先程までの笑みは消えてその顔は必死な表情に変わっていることからも
先ほどまでのような、幽助を持ち上げる余裕など既になくなっているのではないかということが見えてきます。
先ほどの白丸で囲った柱で確認するとわかる通り、先ほどより低い位置に下がっている幽助