※こちらの記事は一部、性的な表現をしていますのでご了承ください。

 

 

どこまでも追い込まれる苦しみ

 

 

 1、ひどい仕打ち

 2、既に追い詰められている魅由鬼

 3、容赦ない幽助

 4、終わらない不憫

 

 

 

 

 

  1、ひどい仕打ち

 

 

「差別だわ、正体がわかったからって、手加減しないなんて。体は男でも、心は女よ!」

 

追い詰められた魅由鬼は激昂し、このように叫んで再び幽助に立ち向かいます。

しかし幽助は、

そんな魅由鬼をさらに痛めつけた上にさらにひどい言葉を浴びせます。

 

この時の魅由鬼はいかに追い詰められていて

幽助からどう痛めつけられたのでしょうか。

そして、

ひどい言葉とは何どうひどいのでしょうか。

 

具体的に見ていきます。

 

 

 

 

  2、既に追い詰められている魅由鬼

 

この時の彼女はいかに追い詰められていたのでしょうか。

2つの観点からみていきます。

 

・その叫ぶ姿

彼女が幽助に立ち向かう時に見せたのは、

 

彼女がそれまでで最も感情をこめた叫びでした

 

 

 

はじめは丁寧な言葉を遣っていた彼女。

 

それがこんな

 

今まで見せなかったような荒ぶった声を上げるのです。

 

 

 

そして上下の写真のように泣きそうな顔で、

 

何も考えることもできずただ感情のままに幽助に突っ込んでいきます。

 

 

 

登場時は余裕を見せて上品に振る舞っていた彼女が、

 

今は感情を抑えることができず、ここまで余裕を失っているのです。

 

 

 

同じ勝ち目がない状況にしても、

 

それまではなんとか一矢報いようという意思で立ち向かっていたのに、

 

今はなんのあてもなく無計画に幽助に突っ込んでいます。

 

 

 

そこから考えてもいかに彼女は追い詰められていたことでしょう。

 

 

・ギリギリの体

 

また、この時の彼女は

体も心も相当弱っているはずです。

 最初に胸を殴られ、地面に叩き落された時は、その屈辱への怒り故か、すぐに立ち上がりました。

 

 

しかしその次、再び胸を狙われた時、

 

またも胸を殴られるという屈辱を受けたにも関わらず

彼女はすぐに立ち上がることはできませんでした。

 

 

屈辱には強い怒りを示して立ち向かう彼女がすぐには立ち上がらなかったのです。

 

 

もしかすると、この時点ですでに体力が尽きかけていたのかもしれません。

 

 

 

それでも彼女は立ち上がります

 

そこまでしてでも幽助に立ち向かったのです。もはや気力だけが彼女の体を動かしたのかもしれません。

 

 

しかしそんな彼女も、その顔を思い切り強く蹴り飛ばされ、壁に穴が空くほど強くその顔をぶつけて倒れてからは完全に動かなくなるのです

 

 

幽助と桑原のやりとりは聞こえてはいるようなので、意識はあったでしょうし、そのやりとりを聞いていたからということもあるでしょうが、

 

明らかに立ち上がるまでの時間が長引いています。 

 

いかに気力を振り絞っていた彼女もここに来てその気力さえも尽きていたのかもしれません。

 

 

彼女の心と体は既にそれほどまでにボロボロだったのです

 

 

それでも彼女は立ち上がりました。

散々体を痛めつけ、幽助に裏切られ精神的にも傷付きながらも、それでも立ち上がったのです。

 

 

しかしこの時の彼女は上記で話した通りまるで冷静さがありません

 

もしかしたら自分の体の状態のこともちゃんと考えられていないかもしれません。

 

 

それでも立ち上がる、ということは、それだけ悔しかったのでしょう。

 

はっきりと男だと言われ、信じた相手の言葉に裏切られた彼女がどれだけ悔しかったかが伝わります。

 

 

いかに体や心がズタボロでも、それでも体に鞭打ち立ち上がる、

 

それほどまでに悔しくて許せない、やるせない思いがそこには表れています。

 

魅由鬼にとってはこれがいかに悲痛な叫びだったことでしょう。

 

 

幽助に立ち向かう彼女の心はいかに苦しかったことでしょう。

 

 

 

 

  3、容赦ない幽助

 

しかし、幽助からしたらそんなこと一切関係ありません

 

むしろそんな彼女にさらにきつい制裁を与えより一層彼女を追い詰めます

 

 

幽助は魅由鬼に、

 

胸を殴るどころじゃない屈辱以上の痛みと苦しみ

 

強い恐怖

 

さらに彼女をまたも傷つける言葉を投げかけ、

 

 

既に肉体的にも精神的にもボロボロになっている魅由鬼のことをさらに苦しめるのです。

 

 

具体的に見ていきます。

 

・屈辱以上の痛みと苦しみ

幽助は、

「ざけんじゃねえ!」と彼女に向かって大声を上げながら

その胸倉と合わせて、

なんとその股間を鷲掴み、

そのまま魅由鬼の体を持ち上げます。

 

 

ただでさえ女性の股間を鷲掴み、その上そのまま持ち上げるなんて

それだけでもとんでもない話です。

 

しかし、

なぜか彼女は

自身が持ち上げられるまでの間、一切の抵抗の素振りを見せません。

今までで最も感情的に抗議の意思を示して立ち上がった直後のはずなのに、です。

 

 

 

なぜかと思いその時の魅由鬼を見ると、

その表情はかなり辛そうに、または強烈に痛がっているように見えます。

 

この時点で魅由鬼が痛がるとすれば、その対象は掴まれている胸倉か股間ですが、胸倉を掴まれることでそこまで強烈に痛むということは、今までの蓄積された痛みを考えればなくはないですが、少し考えにくいです。

 

とすれば、魅由鬼が痛がっているのは股間でしょう

そうだとすれば、

恐らく幽助は

魅由鬼のその股関を相当強力な力で握り掴んで持ち上げた

のではないでしょうか。

 

 

 

あの、いくらダメージを受けても屈することなく挑み続けた魅由鬼が、気力を振り絞って立ち上がったばかりの魅由鬼が、その気力を一瞬で失くすほどの威力で握り掴んでいる。

 

それほどまでに、

彼女がそれまでで抱いた最も強い怒りと覚悟を一瞬で忘れて苦しんでもがかざるをえなくさせるほどに幽助は思いきり強烈な握力でそこを握り潰しているということであり、

 

もしそうだとすれば、

その強さがどれほどのものか

 

あまりに惨いことで推し量ることもできません

 

 

 

幽助がこうした意図としては、

魅由鬼を持ち上げるために力を込めるためでしょうか。

それとも、股関に強烈な痛みを与えることで

 

男性器の存在を突きつけ、魅由鬼に自分が男だと思い知らせるためでしょうか

 

 

 

しかしいくらなんでも心が女だとまで言っているトランスジェンダー女性の、その男性の部分を狙ってこんな痛めつけ方をするなんてあまりにもひどすぎます。

 

いくら魅由鬼が自身の男性の部分の存在をあまり気にしていないとはいえ、

むしろ気にしていなかったからこそ、魅由鬼は改めて、

これがあるせいで自分は男なんだ

と強制的に認識させられ、

そのせいでこんなにも痛くて辛い思いをさせられているんだ

という苦しみを実感するのです。

 

魅由鬼にとっても屈辱どころではないほどの苦しみですし、魅由鬼の心に対する配慮が全くないあまりに理不尽な行為で、魅由鬼があまりにかわいそうで、あまりに不憫です。

 

 

 

・魅由鬼をまたも傷つける言葉

・加えて幽助は、魅由鬼を追い詰める言葉として、

「てめえも男なら、半端なマネすんじゃねえ!」

と叫びます。

 

そう、

てめえも男なら

と。

 

心は女」という彼女の主張を無視するように、或いは否定するように彼女を完璧に男扱いし、魅由鬼の思いを決して汲み取ってはくれないのです。

たとえそれが、それを訴えた直後でも関係ありません。

魅由鬼が体に鞭打ってまで必死に訴えた思いでさえ、幽助にはまるで届かないのです。

 

 

 

・強い恐怖

そんな言葉を投げかけながら幽助は、

そんな魅由鬼を思い切り投げ飛ばします。

そして画像を見てもわかる通り、

投げられた魅由鬼の上がった高度は相当な高さです。

その時の魅由鬼の叫び声は、天井から床に落ちた時のものよりも高く大きなものでした。

 

そのことからも、魅由鬼の恐怖は相当なものだったのでしょう。

 

 

それもそのはずです。

魅由鬼は心身ともにボロボロの中、抗議の気持ちからの気力だけで幽助に立ち向かいました。

それが簡単に返り討ちに遭い、それも

大事な部分が耐えられないほどの痛みで握り潰され、勢いよく持ち上げられ、

高く、そして遠くへ思い切り猛スピードで投げ飛ばされる

という容赦のない攻撃に遭うのです。

 

魅由鬼の恐怖はいかに凄まじかったことでしょう。

 

 

ちなみに猛スピードと言ったのは、

魅由鬼の体重はわかりませんが、

そもそも人の体重ほどのものを投げ飛ばすだけでも、相当強い力が必要ですし、

かつ、これほどの距離を途中で落ちることないように投げるためには相当スピードつける必要がある。

壁にぶつかった時にヒビが入るほどの勢いで投げるならなおさら。

という考えからこう言いました。

 

 

・そして頭を強打

 

 

そして魅由鬼は、

壁にヒビが入るほどに激しく頭を強打して倒れます。

さっき壁に穴が空くほど思い切り痛めつけられた頭をさらに痛めつけられるのです。

 

 

それほどまでに徹底的な返り討ちに遭い幽助を見上げる魅由鬼の顔を見ると、

 

今にも泣きそうになっています

 

 

 魅由鬼の感情を思えば当然でしょう。

 

 

魅由鬼は、

沸き起こった感情により再び立ち上がったとはいえ、その時点で彼女の体も心も既にボロボロでした。

そこにこれだけの攻撃を受けるのです

人一倍痛みも恐怖も感じやすい状態の彼女にとってその攻撃は、通常以上にモロにダメージになり、その心と体が幽助の攻撃によって受ける痛みはひとしおです。

 

 

画像は次の記事に載せますが、彼女が幽助に持ち上げられた時の驚く顔投げられた時の驚いた顔や声地面に落ちた時の泣きそうな顔を見れば、いかにそれらを感じやすくなっているかが見て取れます。

 

 

 

 

  4、終わらない不憫

 

彼女は本当にかわいそうな女性です。

 

 

それまで溜めに溜めた幽助への不満の中

自身の最も大事にしている気持ちを簡単に否定されたことで

極限まで感情が追い詰められ

それが爆発して立ち向かった結果、

 

必死に訴えたその思いさえも一瞬で蹂躙され、

おまけにあそこを思い切り痛めつけられ

強い恐怖と激痛を与えられ

 

限界だった自分の体に

さらなる猛烈な痛み息が詰まりそうな恐怖を引き起こされただけ

何の成果も得られないまま徹底的な返り討ちに遭うことで

 

 

何ひとつ思うようにいかず

自身の心を支えていた

女性としての自信も

幽助への信用もずたぼろに引き裂かれ

残ったのは幽助への強い恐怖心

そしてその心と体に残る先ほどまでの恐怖と痛みのみでしょうか。

体を震わせながら泣きそうな顔で起き上がる彼女の姿を見れば、そう推察できます。

 

 

しかし

 

 

そんな明らかに怯えている魅由鬼

幽助はさらに追い討ちをかける言葉を、この後投げかけるのです。

 

 

 

 

 

 

 

今回は以上です。

 

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