今回は、夢であることに気が付けなかった。

 

いつもの自動車を停めた場所が分からなくなって自動車を探す夢だ。

鎌倉かどこかの土産物屋で、そのことを相談して、さがす手順を得て、車を探すのだが、見つからない。そもそもその時に失くしたと考えていた車は、とうの昔に買い替えた車で、今乗っている車ではなかった事に気が付いたのだが、そんな恥ずかしいことは言えないと、もう、その土産物屋へは、相談に行けなかった。

困っている所へ、「トラちゃん、ご飯だよ」という、1階玄関に置いてある猫の給餌器の6時のアナウンスで正気に戻った。

 

夢でよかったと思うのと、今回はどうして、夢と分からなかったのか、という思いが6時のアナウンスの後しばらくの間、二つあった。

悩みが深刻で、対から次へと困難が重なり、そういうすきま風が夢に入り込む余地がなかったのだろう。

 

今の車は、どんなだったのか、確認すると、グレーシルバーの廃車間際のオンボロがいた。この確認で、ようやく夢の終ったことを確認できた。