ギプスの腕に痛みが出ないので、怠けた足を鍛えに札所巡り再開。
渋谷駅から東急バス渋21上町行きで終点下車。途中道玄坂の渋谷駅側下半分が取り壊し工事中でビックリ。どこまで変わるんだ、渋谷。

豪徳寺は、中世の城砦巡り以来3年半ぶりらしい。山門に「みかんあります。」の張り紙。前回の青梅を思い出して懐かしむ。頂きたかったが、受付が閉まっており断念。

豪徳寺は、1480年に創建された世田谷城主吉良氏ゆかりの臨済宗寺院「弘徳院」を前身とする。その後曹洞宗に転じ、1633年彦根藩主井伊直孝が井伊家の菩提寺として整備した。寺の号は直孝の戒名に由来する。

直孝は鷹狩りの帰り道に手招きする猫に誘われ、弘徳院に立ち寄った。折からの雷雨を避け、僧と歓談できた縁を喜び、寺の再興を支援した、とか。

観音堂の脇には奉納された招き猫が所狭しと並べられ、近年は外国人観光客が目立つ。

都内の大名墓地は子孫が関りを断つのか、荒れているケースが多くて胸が痛む。井伊家の墓地は管理が行き届き、清々しい。紅白の梅が直孝の墓に咲きかかっていた。日本語の案内板だけなので、外国人たちも此処までは足を延ばさず、とても静謐。

久々の一万歩越え、バスの低いステップに足を乗せるのが心もとない。

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