お母さんは緩和ケアで、
突然の激痛と呼吸困難で息ができなくなり亡くなった。

あと数日だと言われてたものの、
意識ある状態からの急な死だった。

「急死」や「即死」とも言えると思う。


末期癌で急死する場合の原因について調べると、
過去の記事にも書いたけど、
「肺塞栓症」だった可能性がすごく高い。



肺塞栓症について調べると、以下のことが書かれていた。



突発性の呼吸困難が主な症状です。 また、患者の半数程度が胸の痛み、20%前後が失神発作を経験しています


血栓で肺の動脈が根元で完全につまれば、肺に血液が流れなくなり、血液中の酸素濃度が急激に低下して、いきなり胸痛、呼吸困難が起こります。そしてすぐに意識がなくなって、まもなく心臓が停止し、そのまま死亡することになります。







これお母さんのことじゃん
って思った。

入院する前から血栓が出来ていることは伝えられていて、
急死することがあるかもしれない
とも言われていた。


それがあの時だったんだと思う。

痛いと言ってたのは癌の痛みだけではなくて、胸の痛みだったんだろうな…と。




正解を確かめようがないけど、
口から出血はしてなかったから
やっぱりこの可能性が高いなと思って、
自分の中のモヤモヤが少しだけマシになった。





鎮静薬を入れたことによって
さらにそうなるリスクをあげてしまったのかもしれない。




わたしの目の前で、
苦しい!苦しい!どうしよう!

と言って呼吸困難で亡くなったお母さん。

このことが、
癌を宣告された時より
余命わずかだと言われた時より
なによりもショックな出来事だったことは間違いない。




癌で大切な人を亡くした人は、
忘れられないショックな場面がいくつもあって、
それを思い出したりフラッシュバックしたり、
ずっと苦しまないといけないことになる。





本当に辛いよね。