お母さんが亡くなったことを
普段は考えないように意識してる。
そうしないと一日中暗い気持ちになるから。
だけどふと、今のわたしをお母さんは知らないんだ
と思うとすごく寂しくなった。
お母さんのさいごの記憶は、
33才のわたし。
35才のお兄ちゃん。
59才のお父さん。
10才と2才のわたしの娘。
この記憶で止まってて、更新されることはない。
今の34才になったわたしを知らない。
当たり前だけど、死別というのはそういうことなんだ。
これからの自分たちを知ることはないんだ。
そう思ったら悲しくて仕方なくて
さっき娘の髪切りに行った美容院で
泣いてしまった。
いつもどこでもいきなり泣いてしまう自分に焦る。
自分と同じ気持ちの人がいる
というのはすごく支えになる。
身近だとお父さんやお兄ちゃんも
わたしと同じように悲しい思いをしてる。
検索すると
死別して辛い思いをしてる人がたくさんいる。
わたしと同じように、
家族を癌で亡くした人、最期を看取った人、
お母さんと同じように苦しんでいた姿を見て辛かった人、亡くなった最期の姿を毎日思い出してしまう人、たくさんいて、自分だけじゃないんだな
と思うことが励みになって、
死別を乗り越えるための一つなのかな
と思った。
今悲しい思いをしてるわたしと同じような人がいたら、同じ気持ちの人と話したり、やりとりしたり
共感したりすると少しでも辛さがマシになるかもしれない。