末期癌や癌終末期について
色々なブログとかを見ていると
わたしの母のように死ぬ直前まで
痛みでのたうち回るパターンは少なくて、
だんだん意識が低下して、眠っている間に息を引き取るパターンや、鎮静薬で眠らせて息を引き取るパターンがやっぱり多い。


なんでお母さんはあんなに痛い思いをしないといけなかったんだろう。


入院中もずっと痛がってたけど、
亡くなった日の痛がり方は異常だった。

例えるなら陣痛を我慢してる妊婦さんみたいな感じで、悲鳴をあげながら
痛い痛い!なにこれ!?
ってびっくりしながらもがいてた。


人があんなに痛がってるところは見たことない。

それなのに、医師も看護師もすぐに対応してくれなくて、結局わたしとお父さんの前で
痛みのショックで舌が落ちて窒息死してしまった。


苦しい!どうしよう、苦しい!
って言ったのが最期の言葉。



悔しくて仕方ない。

お母さんがそんな苦しみながら息を引き取ったことが納得できなくて余計にずっとずっと辛い。

この光景は一日たりとも忘れることができない。

わたしが死ぬ時まで思い出す。


もっと適正な量の痛み止めを投与してくれていて、
鎮静薬の量も増やしてくれて
痛がってる時にすぐに対応してくれたら、
窒息死することもなかったはず。

眠るように安らかに逝くことができたのでは。


お母さんの手を握りながら、感謝の気持ちを伝えながら、穏やかな最期の時間を過ごしながら看取ることができたのではないか。


わたしが思ってた最期と現実がかけ離れすぎて、
「最期はとても安らかでした」
とか書いてある文を読むと
正直羨ましくて仕方ない。


「癌の痛みは取り除けます」
とか書いてるのもよく見るけど、嘘じゃんか。




お母さんを看取って分かったことは、
色々なところに転移した末期癌の痛みは、
耐え難いほどの激痛だということ。