今朝、ワールドニュースで「フランス、ロシアに向けてシャンパーニュの出荷再開」というニュースが報道されていました。
「??」と思われた方もいるかもしれません。
今年の7月2日、ロシアは、
「フランス産のシャンパーニュはスパークリングワインと呼び、ロシアのスパークリングワインはシャンパンと呼ぶ」
という、正直びっくりな法律を制定し、試行しました。
それに対し、反発したフランスは以来、シャンパーニュの出荷を停止していたのです。
しかしながら、シャンパーニュにとってロシアは大きな市場で、例年フランスは200万本ロシアへ輸出しています。
大きな市場というのは、本数的にはさほど上位に入るほどでは無いが、高額ブランドの販売が大きいようです。
これから、クリスマスなど、需要の高まりのシーズン。その売り上げを無にする事は出来ず、フランス側が折れる形で、「スパークリングワイン」という呼ばれ方をするけれども、出荷を再開したのです。
背に腹はかえられず、という事でしょうか。