美味しい出汁でタケノコの姫皮とグリーンピースのくず煮
今日は片栗粉を使いましたが、本物の葛粉を使ったら体にとても良いと思います。
グリーンピースを色よく茹でるために
鞘から外したグリンピースを塩を混ぜて熱湯で茹でます。
小さいのですぐ火が通るように思いがちですが、案外時間がかかります。数分
食べてみてグリーンピースの良い香りがしたら氷水にとります。
元は水の中でこんなふうにしぼんでいますが、しばらくつけておくとふっくらと丸く戻ってきます
茹でた姫皮は柔らかそうなところを繊維と直角に2、3ミリに切ります。
おいしいダシ2カップを鍋に入れ、醤油と塩で吸い物味をつくります。
煮立ったところに姫皮とグリーンピースを入れて煮立たせます。
(煮立ったところにグリンピースを入れないと、せっかくグリーンに茹でても色が悪くなってしまいます)
ここに小さじ2杯の片栗粉を3倍の水でといて入れてとろみをつけます。
この料理は少しとろみが強い方が良いので、片栗粉が足りないと思ったらもう一度水溶きにした片栗粉を足しても大丈夫です。
片栗粉を入れた直後はとろみがついてもなんとなく濁っています。
1分ぐらい煮立たせていると、透明感が出てツヤっとした良いとろみがつきます。
これで出来上がりです。
庭で数枚出ている貴重な山椒の葉を添えていただきました。
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甘みと旨味
オンラインでの食講座で
甘い物は少なくということを取り上げました。
ストレスが溜まったから甘いもので解消しようという方が多いのではないでしょうか。
甘いものでストレスが解消したように感じるのは口の中までのこと
消化のシステムを考えると、体がかえってストレスを抱えることになるのです。
甘いものが多くなると血液中に一気に糖分が流れ出し、膵臓がインスリンを出してそれらを早く処理しようとします。
糖分が処理された後、大量のインスリンが血液中で遊んでしまう状態が起きます。それが低血糖と言われるものです。
穀物系の糖分、いわゆる多糖類は血液の中にゆっくり糖分が流れでるため、このインスリンが遊んでしまうという症状が出ません。
今市販されている清涼飲料水はほとんどが果糖ブドウ糖液糖が使われていて、ほぼ飲むと同時に血液の中に糖分が流れでると思って良いでしょう。
この低血糖症の時にまたマイナス感情が襲ってくるのです。
ストレス解消のために甘いものを食べて、またマイナス感情を作り出してしまう悪循環が生じます。
ストレス解消のために甘いものではなく、ストレス解消に日本食の本来のおいしいダシの味が最適と思います。
皆さんもおいしい出汁ひと口でとてもほっとしたという経験は無いでしょうか。
初めて赤ちゃんの味覚講座した時
公民館の小さな調理室に10組のパパとママと赤ちゃん、そして上のお子さんもとやって来て❣️
あら‼️
大変!
赤ちゃんというのは泣くのがつきもの。
このうちの2、3人が泣きだしたら収拾がつかなくなる!
募集人数をもっと減らすべきだったと大反省
祈りながら講座をスタート
まず鰹節と昆布でとったおいしいダシを赤ちゃんたちに試食してもらいました。
どの赤ちゃんもピチャピチャと音を立てておいしそうに飲みます。
その後1時間半の講座中10人の赤ちゃん誰1人泣かずにお利口でいてくれたのです。
生まれたての赤ちゃんこそすでに素晴らしい味覚を持っている。
その味覚を失わせてしまうものが化学調味料の出汁だと思ったのです。
この経験から赤ちゃんの味覚教室が始まったのです。
赤ちゃんの味覚講座では化学調味料の出汁の袋の原材料を見ていただきます
原材料のトップがブドウ糖、乳頭になっています。
化学出汁は本物の旨味に似せるために糖類を使っているのです。
赤ちゃんが本来持っている旨味の味覚が失われて、それに代わって甘みが大好きと言うことになってしまうと思います。
日常の食事でも鰹節と昆布から取った本物のおいしさを大いに活用していきたいものですね。