味噌を作り始めてもう30年近くなります。


試行錯誤しながら、最後にたどり着いた作り方です。


気張らずに日常の一コマに取り入れて

特別のことなど何もなかったように気軽に作れます。




大豆 1キロ

黒豆 1キロ

玄米麹 1キロ

白米麹 1キロ

塩  840g


普通に作る量の2単位分です。

それを豆500gずつ4回に分けて作ります。


黒豆は実家の姉が使いきれないほどあるよというので、大豆半分と黒豆半分ずつ作りました。


豆の煮え方に違いがあるかと思ったのですが、圧力鍋ならそう変わりなく煮えました。


大豆と黒豆を合わせて500gを3倍の水に浸します。作る半日前に




豆が水分を吸ってだいぶ減っていますが、

豆よりも1cmほど少ない水で火にかけます。


圧力がかかって弱火18分



圧力鍋で規定の分量の水分を入れてしまうと、圧のかかる口から煮汁が吹きこぼれてガス台が大変なことになります。


以前味噌屋さんでは豆を蒸して作ると伺い、水分を少なくして上部は蒸し豆で良いのではないかと思いました。


大成功👍


ガス台の掃除も圧力鍋の蓋のお掃除も不要

ストレス ゼロ 🙆‍♀️


豆と煮汁に分けます。



煮汁全部を固さ調節で使い切りたいので、

ガスにかけて煮詰めます。

今まではこの煮詰めるのに時間がかかりましたが、

今日は煮汁が1カップ強しかないので、これもストレスフリーでした。


煮汁はとっても甘いので全て味噌に入れ込む工夫します。

少し柔らかめの仕上がりの方が味噌の発酵が良いように感じます




豆は布袋に2回に分けて入れて潰します。



いつもはすりこぎを転がして潰しますが

手のひらで潰したくなりました。


手に伝わる豆の温かさとつぶれたかしら?と豆との問いかけの温もりが新鮮でした。

きっとここで優しさが入るかも💓💖


麹は玄米と白麹を250gずつ合わせて、

塩210gを混ぜておきます。




潰した豆と塩をあわせた麹よく混ぜます。



よく混ざったら、固さ調節のために煮汁を人肌に冷まして混ぜます。






15cmぐらいのボールにして投げ込み上部を平らにします。


この底には経木を敷き詰めて、昆布も敷いて、塩30gほどをふってあります。

写真撮り忘れ😔


次に作るために豆を漬け込み準備します。



この作業を3回繰り返します。


最後は上に塩30gをふり全体に伸ばして、




昆布を敷き詰めて、

上のお皿を乗せて蓋をして10ヶ月待って、出来上がりです。





こうして何回かに分けて作ると、いつもの道具で作れます。

また時間も豆潰して仕込むまで10分ほどですみます。


味噌を詰めて、次のを待つ間はタッパーの蓋をしておくだけで、塩やラップなどしなくて大丈夫です。


ただ次を仕込むのに一週待ちとかは難しいとは思います。

一日か二日で仕上げてくださいね。


☘️✨☘️✨🍀✨🍀


味噌を作って思ったこと


こんな普通の作り方でいいのかなー


味噌を作りますよ〜〜って

改まりもせず、特別な豆を取り寄せるわけでもなく、


気負いもなく、日常の生活の一コマとして味噌作りをこなせるようになりました。


味噌は発酵するもの

こんな粗野な作り方をされた味噌酵母は

どんなふうに思って発酵してくれるのかしら?


こんな適当作られた味噌は

僕(味噌酵母くん)が頑張って美味しく成長させてあげなくてはって思ってくれてるかな💪


豆は無農薬のふくゆたか、

麹はどこそこのこだわりの麹

我が家の菌ちゃんでは頼りないのでパワースポットまで出かけて祈りをこめて、

一人で作るより大勢のエネルギーと祈りが入った方がいいから日程を合わせて作りましょう!


こんなことが耳に入るたびに

なにか違和感を感じていました。


味噌酵母を子供に例えるなら、こんな特別扱いされた味噌酵母ちゃんが自分奥にある力を充分に発揮できるかなって思うのです。


少し前にエネルギーのこと

原発が危ないから自然エネルギーがいいと言ってきた電力事情を考えましょうと提案されている

山田征さんのお話伺った。

結局今はどの方法を使っても環境に負荷がかかるそうです。


いちばん環境を負荷をかけないようにするには慎ましい暮らしをすること

と受け止めました。


自分だけのプレミアムを求める生活を見直すことと思うようになりました。


といっても豆や麹は長いことお世話になっている自然食のお店から購入しましたから多少のこだわりではあります。


各家庭の味のお味噌を作ることをおすすめしたくって

丁寧に作り方を書かせていただきました。


穏やかな味噌作りでご自分のお家の友好菌(有効菌)を子供を育てる気持ちで育てていただけたら嬉しいです😃


長いブログを最後までお付き合い頂きましてありがとうございます。