真っ赤な紅玉りんご🍎
毎年一度は惚れ惚れするピンクのジャムを作ります。



皮ごと使うので農薬が気になります。

竹炭の粉末を溶かした水に30分ほどつけて、農薬を無害にしてから使います。
(写真撮り忘れました)

竹炭がない方は上等塩で洗うとかしたらいいと思います。

皮ごと切って鍋に入れて、りんご1個につき大さじ山1の砂糖を混ぜておきます。


これを2をして弱火にかけると、りんごの水分が出てきます。この水分でりんごを柔らかく煮ます。


こんな感じに煮えたら、3、4時間放置しておきます。
この時間でりんごの白い部分がピンクに染まってきます。

これを裏ごします。
裏ごす時は熱々でないとうまくいきませんので、もう一度火にかけてもう少し柔らかく煮ます。
熱々のところをざるに入れて、木しゃもじ裏ごしていきます。



裏ごしている間にハイビスカスティーを濃いめに煮出しておきます。色を美しくする裏技です。


ハイビスカスを取り出したら、液は少し煮詰めておきます。りんごジャムを柔らかくしないためです。
裏ごしたりんごと合わせてもう一度煮詰めます。ハイビスカスの酸味が入るのでもう一度甘みを確かめて砂糖なども出してください。


出来上がったら、グツグツ煮えているものを気をつけて瓶に移して蓋を閉めれば自然と温度差で密閉されます。


市販のカステラにかけておやつとしました。

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〜子供の心と体を育むために〜
「食のギアチェンジ」その3

昨日はお昼ご飯をクッキーしていたお子さんが落ち着きがなかったけれど、お母さんが甘い物を減らしたら1ヵ月後には穏やかになったと言う話しました。

甘いものが多いと低血糖になります。
低血糖はすぐにキレたり、イライラしたり、やる気がなくなり、いろんなことがどうでもよくなってしまいます。

発作的に人を殺したくなることもあると言われています。

大沢博氏の「その食事では悪くなる」という本の中で
14歳や17歳で凶悪事件を起こした少年の部屋に行ってみると、部屋は雑然としていてカップめんのカラ、コンビニのお弁当の器などが散らかっていて、窓にはまるでオブジェのようにコーラやコーヒーの空き缶が並べてあるそうです。

見ただけで低血糖状態であったことが想像できますと書いてあります。

もう20年以上も前の話ですが、私の友人が町内会の役員をしていて、横須賀の少年院の見学に行ったことがあったそうで、その院長先生のお話を私にしてくれました。

「皆さん方のお子さんで、日に6本の缶コーヒーを飲むようになったら、ここに入る予備軍だと思ってください」
とおっしゃったそうです。
1日に缶コーヒー6本はとても飲めないと思われるかもしれませんが、朝起きて1本学校に行って1本、お昼に1本、部活前に1本、部活後に1本、帰り道に1本
どうですか、もう6本ですよね!
糖分に加えてカフェインこれが低血糖に拍車をかけるのだと私は思うのです。

そして少年院に入った彼らは、少年院の安い食費で出される切り干し大根やひじきの煮物をおいしいおいしいと食べるそうです。多分彼らは母親の手作りの料理を食べた事は無いのではないかと院長先生はおっしゃっていたそうです。
食が多少なりとも少年の犯罪に関わっている証拠のように思います。

低血糖と言うのは、血液中に多く吸収されすぎた糖分を素早く処理しようとインスリンがたくさん出てきます。そのインスリンの働きで糖はあっという間に処理されるのですが、今度はそのインスリンが血液中で遊んだ状態になります。
こういう状態を低血糖といいます。

低血糖の状態が度々繰り返されると低血糖症という病気になってくるのです。
そしてこの低血糖症は将来糖尿病にもつながってくるとこの本には書いてあります。

糖類には多糖類と二糖類、単糖類があります。
ご飯は多糖類です。砂糖は二糖類です。そして果糖ブドウ糖液糖は単糖類なのです。
ご飯は多糖類なので消化がゆっくりで実際に体で使われるのは食べてから2、3時間位です。
二糖類は消化が速く、食べたらしばらくしたら血液の中に糖分が出てきます。
単糖類はまさに糖分そのものです。ですからすぐその場で吸収されてすぐ血液の中に糖分として流れます。
このように糖分にはゆっくり消化吸収されるものとすぐ血液中に流れ出すものとがあるということです。

朝ご飯はやはりご飯がいいのです。ご飯の糖分はゆっくり消化吸収されるので、頭に糖分が必要な10時11時ごろきちんと働いてくれるのです。
朝ご飯は菓子パンなどの甘いもので済ませると授業が始まる頃にはもう糖分切れになるのです。
だからお子さんは朝ご飯が必ず必要だと言うことです

ですが朝から食欲がないという子がいるようです。
それは前日の夜の食事が重いからと言うのと夕食に食物繊維が少なくて朝までに消化しきれないのだと思います。

以前フランス料理のシェフからいろいろなことを教えていただいたことがあります。
そこのフランス料理はバターも生クリームも使われていてこってりしているのですが、夕食にお腹いっぱいいただいても夜11時ごろにはお腹がすっきりするのです。
理由を教えていただきました。
そのシェフはお料理の中に食物繊維を工夫して入れているそうです。ヤングコーンの時期に行った時、薄い皮が1枚付いて焼いてありました。その皮ごと食べてくださいと。
またアスパラガスは、細く繊維の部分をむいてあるのですがそれをカリッと焼いて一緒にお料理に盛り付けてあります。
このように、常に食物繊維を取り入れるように工夫されているのです。

夕食の献立の工夫で朝からお腹が空いている状態を作ってあげてください。

先程の果糖ブドウ糖液糖ですが、甘い飲み物で果糖ブドウ糖液等が入っていないものを探すのはとても難しいです。

20年前の少年院のお話は、缶コーヒーの糖分はまだ砂糖の時代です。今は缶コーヒーも果糖ブドウ糖液糖に変わっています。


〜〜お付き合いいただきありがとうございます。
続きはまた明日〜〜