皮もむかず、あくもぬかない
自然の恵みをしっかり頂くきんぴらゴボウ

このお料理は台所にそれぞれの段階でいい香りが漂います。

きんぴらは地味な料理ですが、ひとつひとつの過程に思いやり満載です。




材料
ゴボウ  1本
人参    小1本
白ごま

作り方
ゴボウは皮をむかないように土だけ落とします。
(色白さん  なのは新鮮なゴボウだから)


ゴボウを切り始めるときに、フライパンにごま油を入れて弱火で温めておきます。

ゴボウは斜めの薄切りにして細く切る。ある程度切れたら、フライパンパンに入れて炒め始める。
(全て切ってから次に進むとその時間にあくが出てしまうので切る側から炒めていく)


全て入れたら、気長に炒めていくと甘いいい匂いがしてきます。

甘い匂いがし、焦げそうと心配になったころ
フライパンに水を大さじ2ほどジュッといれ、煙を立たせます。
この湯気でゴボウのあくが飛びます。


この作業を2度してあくを飛ばしす。
ゴボウを炒めている間に人参を切っておきます。

(人参の葉付きの部分もこのように小さく切って丁寧に使います。自然の命大切にいただきます)


次に人参の細切りを炒め合わせる。

人参を入れたら、今度は人参の甘い香りが出るまでじっくり炒める。

醤油大さじ2を回し入れて、次に醤油のいい香りを楽しみます。


ここで味見してもう少し柔らかくしたいときは
料理酒を入れて、お酒の旨味をゴボウにうつします。
最後の仕上げのときは全てOKですよといい香りが部屋中に👍


器に盛り付けてごまをふります。



[坂村真民詩]

つゆのごとく

いろいろのことありぬ
いろいろのめにあいぬ
これからもまた
いろいろのことあらん
いろいろのめにあわん

されどきょうよりは
かなしみも
くるしみもきよめまるめて
ころころと
ころがしてゆかん
さらさらと
おとしてゆかん
いものはの
つゆのごとくに