古井戸のお祓い | 羽黒神社宮司のブログ

古井戸のお祓い

以外と気づかない場合が多い敷地内の古井戸。

というのは、
長い間使っていなかった井戸が、何代も前からあって、それが解体の際に床下から出てきた、っていうことが多いみたいです。
今日は午前中、そういうご祈祷が二件。

業者さんの中に、隣町に住む友人がいて、あまりに更地が増えた我が町に驚いた様子で、

「オレ、久しぶりに正院に来たら、一瞬、どこ走っとるか分からんようになったわ」

これだけ町並みが変わったら、そりゃそうでしょうね・・・

「うちの実家にも古井戸があってんけど、やっぱりお祓いして埋めんだめか?」

そりゃそうや、あんたんとこは◯◯宮司やから、連絡してみ。

ということで、
仮設住宅近くのお宅も無くなりました。
ここは先月、神棚撤去のお祓いを奉仕したところです。

で、その後、輪島市の某宮司さんが来られて、
なんでも、お祭りなんですが、先月の水害で土砂崩れがあり、榊を切りに山へ入れなくなったらしく、榊を数本分けてほしいとのことで、
境内のでよければどうぞ、
と、お分けしましたが、

元日の震災で、本拝殿は傾いていて入れず、
更に、水害で境内にたどり着くのも困難になってしまったらしく、
しかたなく、境内に上がる長い階段下に祭壇を組んで遥拝形式しか出来ないそうです。

私も、午後から今季最後の秋祭りで兼務社へまいりましたが、

そのことはまたあとで。