温度差
元日の地震で、受けた被害の度合いによっても、変化を余儀なくされた生活の度合いによっても、それは大きく異なるとは思いますが、
神社や祭りが生活の一部になっている人と、そうでない人では、その関わり方が大きく違っており、
特に、6月のように、ご自宅を訪問し、神棚前の神事を行う場合、その感覚は人によってかなり違っていて、
「なぜこんな大変なときに祭り(神事)をするんだ」
という方と、
「家も神社もつぶれたけど、神様はいるんだから当然だ」
という方。
私も、さすがに正月三が日の神事は出来ずじまいでしたが、
2~4月は、たとえ宮司一人でも、神事は簡素ながら齋行いたしましたが、
批判もあったとは聞いております。
それは仕方がないですね。
土日に回った集落は、そういうややこしい話もなく、
ただし、遠方に二次避難の方や、すでに転居された方は別にして、
昨日は、普段は避難所や仮設住宅に入居されている方が、自宅の水無月祓の時間だけ、戻ってこられて、お参りされた方が複数おられました。
そのお気持ちもありがたいですが、
何より、バラバラに仮住まいのみなさんに、ちゃんと案内が行くということは、地域のコミュニティーが崩壊せずに、残って機能しているということであります。
倒壊家屋の前で祝詞を奏上することも数回。