二ヶ月そのままの門松 | 羽黒神社宮司のブログ

二ヶ月そのままの門松

震災以降、集落には総代さんはおろか、氏子さんがほぼ誰もいない状態で、実に二ヶ月も放置したままだった門松を、今日やっと片付けました。

やる人が誰もいないので、自分でやるしかないですね。
あとは、砂をならしておわり。

ついでに、雪で折れて見苦しかった竹の仮鳥居も、新しく取り替えました。

神社はつぶれてますけど、神様はいらっしゃるので、せめて入り口だけでもスッキリしておかないとね。

今年は左義長も出来ませんでしたので、いずれお祓いの神事をして、焼納するまで、境内の隅で保管します。

で、
2月も終わりですが、来月から祈年祭や春祭りがはじまりますので、来月三日に祈年祭がある兼務社の総代さんに案内にまいりました。

この集落にも、正院ほどではないにせよ、倒壊家屋が複数あり、避難されている方も多いです。

何人の方がお参りに来られるかはわかりませんが、
おそらく、半数以下じゃないか、とのことでした。

とりあえずは、神事だけでも真摯に奉仕するしかありません。

片姫神社にも立ち寄りましたが、
ここも左義長は出来ずじまいで、拝殿の縁の下には注連縄や縁起物が山になっています。
祈年祭の折りに、左義長も合わせて奉仕する旨、申し合わせました。

そこで聞きましたのが、
片姫神社の境外末社で、森腰浜に鎮座する恵比寿堂がひっくり返っている、とのことで、

さっそく見に行きましたらば、


これはひどい!
本当にひっくり返ってます。

御神体はそのままですので、後日対応いたします。

羽黒神社の御神体救出劇よりは、ラクそうですが、気は抜けませんね。

しばし、お待ちください。