御神体救出劇
先般、神社の復旧ボランティアのため、県外の某神職様が、車でお一人で来られました。
まず、申されたことは、羽黒神社のあまりの惨状と、
ほとんど報道されない、珠洲正院の現状。
さらに、激しく隆起して交通の妨げになっていた下水道のマンホールのまわりに採石を敷いただけ。
地震当初は、なぜか珠洲市の被害はまったく報道されず、遠方の知人友人は、珠洲の被害は大したことがないと思っていて、
私のブログの写真を見て、これはただ事ではない、と、思ったとのこと。
さらに、その後の報道も、一部で電気が点いたとか、水が出たとか、店舗が再開したとか、はっきり申しまして、あまり被害が甚大ではないところばかり報道されて、さらに誤解を招いたようですが、
正院町に来てください。
まるでケタが違います。
で、
見た目、倒れた拝殿に、覆屋ごと引っ張られて前屈みになっているように見える本殿ですが、
御神体はまだこの中にあって、
もし、公費解体が進めば、御神体ごと瓦礫にされる危険性があり、
今回来られた一番の目的は、宮司一人では出来ない作業を手伝い、出来れば御神体を救出すること。
しかし、
事態は思ったより深刻でした。
激しく歪んだ覆屋内の本殿。
下手をすると、御神体も無事ではないかも?
まずは、外れた覆屋と本殿の間をかたずけて、まずはどんな状態か確認。
長くなりそうなので、次回に続きます。