仮設住宅にも神宮大麻を! | 羽黒神社宮司のブログ

仮設住宅にも神宮大麻を!

仮設住宅入居以来、生活に必要なものを取りに、家と行ったり来たりしておりますが、

もちろん、羽黒神社は毎日行っていて、倒壊からまぬがれた齋館で、少しでも神事が出来る形を模索しつつおりますが、


数日前の写真、

母と家内が二次避難所から帰ってきて、最初に神社にお参りに来た時。

今日、支援物資をいただきに行きました、支部内の宮司様の母君様とも話しておりましたが、

被災して激しく壊れた神社や、氏子さんの家々を見ていると、

頭痛がしてきたり、動機が激しくなる、
だそうですが、私の家族も同じなようです。

それで、
神社の次に気になっておりましたのは、我が家の神棚と、ご先祖を祀る祖霊社ですが、

全壊認定の我が家はいずれ解体しなくてはならず、そこに長年お祀りしていた神棚とご先祖の霊璽は、早い時期に被害の少ない場所に移しましたが、
ここは、来る度にお参りはいたしますが、

今住んでいる仮設住宅には、あらためて、簡易神棚を設置し、神宮大麻をお祀りいたしました。
伊勢の神宮より、アパート住まいの方など用の神棚をいただいていて、
壁から引っ掻ける事が出来るタイプで、最近、時間限定で営業を始めたホームセンターから引っかけ金具を購入し、一応、南向きに設置しました。

お供えが、この部分。
あとで、榊をどうするか、考えます。

氏子の作家さんに作っていただいた珠洲焼の榊立ては奇跡的に、神棚、祖霊社、どちらも無事でしたが、これはしばらく家に置いておきます。

昼間は、位置をどうするかとか、うだうだやってましたが、夜になって、ようやく薄紙をはずしました。
薄紙は、伊勢の神宮からご家庭の神棚にやってくるまで、誰の手にも触れず、神聖なままでという意味ですので、
神棚にお納めする際に、はずします。

まあ、期限二年間とはいえ、しばらくは家族がすむ我が家でございます。

朝晩のお参りをすると、

あー、
しばらくとはいえ、ここが今の我が家、
と思ってがんばらないけませんなm(_ _)m