市姫祭から | 羽黒神社宮司のブログ

市姫祭から

6月27日、例年の如く、飯田町二七の朝市(毎月、2と7のつく日に市が立つ)と、飯田町の商業の守護神、大市姫の神を祀る、春日神社の市姫祭の助勤奉仕に行っておりましたが、

 

個人的に、

というか、勝手に、ですが、

このお祭りの奉仕から、6月30日の、羽黒神社の夏越の大祓式、

続いて、7月の、能登町宇出津のあばれ祭り(彌榮祭り)、そして、7月15日の、私が禰宜を勤めております正院八幡宮の祇園祭までは、一連の行事と思っておりまして、

 

と言いますのは、市姫祭の大市姫神(神大市比売)は、我が羽黒神社の主祭神、倉稲魂命(うかのみたまのみこと)の母君にして、

更に、6月中、ずっと水無月祓で氏子の家々を回り、神棚前で祝詞を奏上し、その折に頒布いたします除蝗神符に祀る大歳神の母君でもあり、

(つまり、倉稲魂命とはご兄弟)

そして、

倉稲魂命、大年神両神の父君、つまり大市姫神の旦那さんはといいますと、

 

疫病を退散させる荒ぶる神、素戔嗚尊(すさのおのみこと)でございます。

(↑昨年描いた絵です)

 

五穀豊穣、商売繁盛、と、神々の信仰は時代によって付加されていきますが、

最後にど~ん!っと、

倉稲魂、大市姫、歳神様、すべてがおのずから備わっていらっしゃる「疫病退散」の御神徳を、

最後にスサノオさんが、ど~~~んっ!

と、発揮される、

6月から7月は、毎年そんな感じで、常にスサノオさんの(関連?)のお祭りを奉仕している状態なのであります。

 

とはいえ、

市姫さんのお祭りは、その中でも、やややさしい(?)ほっこりしたお祭りの感があるのですが、

そこは、女神様であり、「商売繁盛」っていう、生活に密接した御神徳で、

「荒ぶる」感が少ないせいもあるんでしょうけど、

 

以前はこの日に、朝市の通りまで渡御していたという、白木のお神輿の雰囲気が、やさしい感じがするせいかもしれません。

 

春日さんは、昨年の震度6弱の地震で鳥居が倒壊してしまい、

今年の、震度6強の地震で、せっかく直した石灯籠が、また倒れてしまいましたが、

 

来月、鳥居は再建の予定だそうです。

 

翌、

今日は地元小学校のクラブ活動で、神楽笛の練習に行っておりました。

今年からの新人さん、手こずってますけどね、

 

去年からのベテラン組は、

「あーっ!またブログに載せるーっ!!」

とか言ってますが、

 

この空間は、市姫さんみたいなほっこり空間です(^^;

 

夕方、ようやく境内清掃。

昼間キレイにしたのに、夜中に大雨が降って、またもとどおり、の繰り返しですね、ここ数日は・・・