90分しゃべりっぱなし | 羽黒神社宮司のブログ

90分しゃべりっぱなし

そういうわけで、またまた金沢へ来ておりますが、

前記事のとおり、この日は北陸地区の初任神職研修会があり、

そこで、講義を依頼されて、はるばるまいったわけですが、

 

なんか、金沢でブラブラしたいと、次女もついて来ておりまして、

とりあえず、お昼ご飯。

カライモノ好きは担担麺を食べております・・・

 

で、次女とは適当なところで分かれて、私は石川県神社庁へ!

 

講義のテーマは本宗(ほんそう)、

つまり、伊勢の神宮についてであります。

 

初任の神職といいましても、

大学の神道学部を出られた方、養成機関で学ばれた方、また、当該県の神社庁で研修を受けられて神職資格を取得された方等々で、経緯はバラバラですが、

 

神宮については、それなりの知識がある、という前提で、

 

神宮の成立、御鎮座から、祭祀、建築様式まで、かいつまんでお話したつもりですが、

 

前記事で紹介いたしました、昭和48年の毎日グラフの、今から50年前の第60回式年遷宮の、けっこう珍しい画像がございましたので、そちらを中心に。

今はこういう、内玉垣内の御正殿の画像は、神宮公式等から出される画像のみで、一般の出版社なんかには撮らせてくれないと思います。

 

ただ、よく見ると、神宮独自の、欄干に付けられる据玉(すえたま)がありませんので、まだ完成しきっておらず、遷宮前の社殿で、許可が下りたのでしょう。

敷地に敷き詰められるお白石もまだ置かれていませんね。

 

欄干の金具と、据玉が取り付けられると、こんな感じ。

 

そして、

建築途中のご神座内!!

これは今じゃ絶対に無理でしょう!

 

それと、

神宮神秘中の神秘、心の御柱の覆い屋。

しかし、心の御柱が納められるのは、遷宮の約一ヶ月前ですから、中はまだ旧御柱なのかもしれません。

 

しかし、一般紙にしてはかなり専門的に、しっかりした記事であります。

昨今の神社ブームに乗っかった軽い記事とはだいぶ違いますね。

 

唯一神明造と神社建築の説明あたりで、かなりダラダラマニアックなハナシをしていて、そのへん、あまり伝わって無かったかもしれません。

まあいつものことですけどね・・・

 

90分しゃべり倒したら、喉カラカラでした。

 

神社庁を後にして、次女と合流し、帰宅。

あとは2時間半、走りっぱなしで、

 

8時過ぎ、真っ暗な中、ようやく着きました。

来週、

もういっかいまいります!