大麻頒布初日 | 羽黒神社宮司のブログ

大麻頒布初日

12月に入りまして、奥能登だけでなく、全国で、今期一番の冷え込みと報道されておりますが、

まずは、早朝6時半からの、おついたち参り奉仕。

 

まあ、寒い寒い!

画像補正されて、けっこう明るく見えますが、実はまだほぼ真っ暗です。

 

神前に大祓詞を申し、引き続き、兼務社の片姫神社に向かうべく、車に乗ったら、どしゃ降りになりました。

 

片姫神社は、車で約10分、

ここも寒いです!

こちらの氏子さんも、12月半ばには、大麻頒布にまいりますが、

 

大麻頒布初日は、体を慣らすため、例年、戸数少なめの氏子集落からで、

午前中には終了する、20戸弱の、平床集落から。

 

前記事のコメントにもございますとおり、年末、全国の神職は、氏子さん宅に、神棚に祀る伊勢の神宮のお札「神宮大麻」をお配りするために奔走しておりますが、

頒布のやりかたは、その地域によっていろいろで、神職と総代さん、または町会役員さん等が手分けしてお配りしたり、

または個々に神社に取りに来ていただく等、さまざまですが、

 

おそらく、奥能登はもっとも懇ろな頒布方法じゃないかと思うのですが、

神職は装束を着け、氏子さん宅へ訪問したら、神棚のある部屋まで赴き、祝詞を奏上して、来年の神宮大麻をお渡しいたします。

 

この神事は、年に2回(当地では6月と12月)の、自宅の神様の「お祭り」です。

そうしますと、

 

神事の後、お茶を戴きつつ、世間話をしたりして、一軒に費やす時間が、けっこう長くなりますので、20戸弱といえども、午前中いっぱいかかってしまうわけです、ハイ・・・

 

それで、

白菜もらったり、大根もらったり、

 

この日も、18戸を訪問して、終了したのが、ちょうど正午前。

 

30数年前、まだ氏子戸数が30戸弱あった頃は、午後までかかっていて、

 

かならずお昼ご飯を用意してくださっているお宅もありましてね、

そのころは、お昼挟んだら、夕方近くまでかかっておりましたけれども、

 

今よりも、更に「重儀」感がありましたね。

 

「神主さん、あんた、来てくれっさかい、家内や掃除してくれるげんわ、いや~ありがたい♪」

って、笑って言ってくれていた今は亡き古老の方々が懐かしいですね~(^^)

 

さ!

明日からも、大麻頒布は続きます!!