大嘗祭当日奉祝祭 | 羽黒神社宮司のブログ

大嘗祭当日奉祝祭

即位礼後の、天皇陛下が初めて、神祇(じんぎ=天津神国津神八百萬の神)に、その年の新穀をはじめ、日本国全域から寄せられた、秋の味覚を奉献し、天皇自らもきこしめし、日本国の安寧を祈る、大嘗祭が、本日夕刻より齋行されるに当たり、

羽黒神社では、宮司が兼務いたします10社の氏子会長様方にお集まりいただき、夕刻6時より、当日奉告祭を齋行致しました。

 

大嘗祭は、旧暦の兎の日に行うと定められており、

本年は11月14日(平成の御代は、11月22日でした)

たまたま、兼務社の新嘗祭が無かった日で、

 

しかし、前日は、宮司を兼務いたしております、八幡神社の新嘗祭で、

明日の大嘗祭当日のお話もお伝えしつつ、

20数戸の氏子さん、

エライご馳走で歓待をいただき、

飲める方が少なかったこともあり、

ようするに、そうしますと、お神酒を残すのは申し訳ないと、長時間おりましたのですが、

 

ほぼ、3人で一升開けた感じですね・・・(-"-;A

 

あっという間に日は暮れて、

 

翌、

今日の14日、

八幡さんのお祭り前に、キレイに掃除いたしました羽黒神社境内は、夜中に吹き荒れた風と大雨で、このとおり・・・( T_T)

さすがに、こんな酷いところで、臨時大祭は行えず、

 

キッチリ4時間かけてお掃除!!

 

それから、諸々・・・

 

あっという間に時間は過ぎて、

陛下が大嘗宮に臨まれる、午後6時過ぎ。

 

大嘗祭は、天皇即位にあたり、最も重儀であり、

即位後の陛下が、国民の安寧を願い、初めて神祇と相対する、

国民すべてが、この祭典をひれ伏して祝わい、天皇の「神性」を称える日であるにもかかわらず、

平成の御代から、国事行事とは認められないため、

参列いただきました氏子会長各位や、雅楽会各位、お仕事や、中学生のNちゃんなんかは学校ですし、祭員奉仕の家内も、仕事が終わってから、集まっております。

 

しかし、大嘗祭こそが、天皇即位にあたり最も重要な祭儀で、

我々神職も、即位礼当日は、中祭式で、齋服、浄衣で奉仕いたしますが、

 

大嘗祭は大祭式で、正服でございます。

 

参列の、各社氏子会長各位に玉串を捧げて拝礼いただき、

祭典後に、雅楽の演奏にて、国歌を斉唱いたしました。

 

 

終わって、齋館にての直会(なおらい)。

 

毎年、

新嘗祭には、滋賀県の藤居酒造様から、白酒(しろき)を購入し、お供えいたしておりますが、

今回、

元は黒米(古代米)で醸造したという、

しかし、平安以降、黒米が消滅し、どぶろくに木灰を混ぜて醸造した、黒酒(くろき)をお供えし、ご参列各位で戴いたのですが、

灰の効果か、あっさり♪

 

みなさんに好評でございましたo(^▽^)o

 

しかし、

陛下はこれより(この記事書いてる時間、午後11時すぎですが)

 

再び神事に臨まれ、明け方に及ぶ、重儀に就かれます。

 

 

へべれけの私や、

 

明日もお仕事の為、床に就かれるアナタ、

 

そんなことカンケイなく、騒いでるアナタがた、

 

ひょっとしたら、

あ~、オレ、どうしよう~・・・もう絶望や~・・・って、嘆いてるアナタ!!

 

陛下を誹謗しているアナタでさえ、

 

安寧であるように、

国民等しく豊かでありますよう、

 

是より、陛下は祈りに入られます。