浦安の舞 | 羽黒神社宮司のブログ

浦安の舞

さ!

またまた前回の記事の続きでございますが、

豊栄舞に引き続き、浦安の舞の奉納でございます。


「浦安の舞」は昭和15年に、皇紀二千六百年を奉祝して、当時の宮内省楽部の楽長である多忠朝氏が作曲作舞した神楽舞で、その歌詞は、先帝昭和天皇様の御製

「天地(あめつち)の 神にぞ祈る朝なぎの 海のごとくに波たたぬ世を」

であります。


扇の舞と鈴の舞から成り、全国の神社の大祭および中祭に盛んに舞われており、当羽黒神社でも1月1日の歳旦祭(さいたんさい)に奉奏しておりますが、4月19日の春祭りにも、小学生高学年の女の子がいる年は舞う事があります。


今から10年以上前に、元A田神宮の巫女であった県内の某宮司さんの奥様を講師に、研修会を行なったことがあり、その時にご教示を受けて以来、度々舞っておるのですが、ここ数年は子供の数が極端に減っちゃって、当家の次女を含め低学年しかいないため、しばらく滞っております。



A田神宮の浦安の舞は、若干特徴があります。


扇の舞。


う~ん…動きが優雅ですヽ(゚◇゚ )ノ


この時私は、太鼓を打ちつつ歌を歌っておりますが、

豊栄舞と違って、浦安はもう何度も演奏していますので、譜面を見ずとも大丈夫ですので、ジックリ拝見いたしました。

ね?
豊栄舞の時から見れば、ずいぶん姿勢がイイでしょ?(猫背は相変わらずですが)(^^ゞ


み~ちゃんは巫女舞はずいぶんブランクがあるそうなのですが、そんな感じがしません。

堂々としていて、動きに無駄がなく、体がおぼえている感じですかね…


続いて、鈴の舞。



鈴の音で、大気が祓われていきます。



豊栄舞と浦安の舞、両方合わせても20分に満たないと思いますが、非常に長いお祭りに参加していたような、達成感?満足感?高揚感??…のようなものが入り混じって、気分がスッキリしています。


自分が参加していて言うのも何ですが、こんな高レベルの奉納式を、たった5人で見届けたことが、何かもったいないような気もしますが、その分、ダイレクトに羽黒の大神様に「意」が届いた…そんな気がいたしました。


素晴らしい時間でございました。


恋さんも、終わった瞬間に、「スゴ~イ!なんかすごかった~ヽ(゚◇゚ )ノ」と仰られ、

我が次女に至っては、圧倒されて、無言…でした…(^o^;)


またまた記念撮影♪

いつのまにか次女もお化粧をしてもらってます(・・;)


羽黒大神様はさぞ喜ばれたことでしょう。


この日から3日目の今朝、境内のヤマザクラが一輪二輪と咲き始めました♪