ブルネイ・ダルサラーム旅行記2023 (12)歩きながらバスを探す | たびぶくろツアー☆

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とあるオッサンの手慰み

 

 

2023年

 

12月31日

 

ブルネイ・ダルサラーム

 

 

 ラブアン島への

上陸を果たせなかった吾輩たちは

急遽、僻地セラサフェリーターミナルからの

脱出を試みます。

 

 

 グーグルマップを起動させ

バス停マークを探します。

 

発見しました。

 

 まずは徒歩で

そこまで行こうと思います。

 

 

 台湾で行った死の行進に比べれば

大したことありません。

 

 

 ただ、ほんと何にも無いところなので

気が滅入ります。

荒野です。

 

 

 

 ただ、ひたすら歩きます。

昨日の夜は雨が降り続き

今日はいつも以上に蒸し暑いです。

 

 

 

 車も人もいない

だだっ広い道を歩いていると

人類は滅亡して

イベリコと吾輩だけが

「最後の人類かっ」

と錯覚してしまいそうです。

それくらい暑さで脳がやられてます。

 

 

 

 その証拠に、こんな何でも無い所に

突如、バス停が出現しました。

目の錯覚でしょうか?

こんなの幻覚に決まってます。

無視、無視。

 普通の車さえ

ほとんど通らないのに

しれっと看板なんか立てて…

なんだか、腹たってきました。

 

 

 

 フェリーターミナルから

歩いて30分くらいでしょうか。

車がたくさん通る大通りに差し掛かりました。

 

 ここを右に曲がれば

手前にガソリンスタンドがあり

奥の突き当たりにバス停があるはずです。

 

 

 

 ガソリンスタンドがありました。
この道の奥がバス停みたいです。
奥に数台のバスが見えます。
助かりました。

 

 

 

 ガソリンスタンドを横切っている途中。

「バス!バス!」と声が掛かり

そちらへ眼を向けると

バスの運転手らしき人が

手招きしてます。

 どうやら38番のバスが

ちょうど給油していたようです。

 

 吾輩たちは

給油している運転手に近寄り

「バンダル?」というと

笑顔で「Yes,Yes」

とりあえず、町の中心部まで帰れそうです。

ホッとしました。

 

 バスに乗り込みます。

エアコンがないので

外以上に蒸し暑いです。

 

 ふと思い出しました。

そういえば38番のバスは

空港を経由するバスのひとつです。

本当に空港に寄るのか

それとも素通りするのか

確認する良い機会です。

 

 給油を終えて

バスは走り出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 メイン通りのような道には

バス停がたくさんあり

しかも利用客も多いです。

3つくらいバス停に寄ったら

もう満員になりました。

 

 

 しばらく高速道路をぶっ飛ばして行きます。

グーグルマップを開いて自分の位置を確認。

もうすぐ空港です。

 

 さあ、どうするでしょうか…

……

……

……

そのまま高速道路をぶっ飛ばして

おもっきし、空港を素通りしました…

 

 やっぱり、空港で降りる客がいない限り

ルートをショートカットすることが

判明しました…

怖ろしい…

 

 

 

 

 

 約1時間かかって

BSBバスターミナルに到着。

 運転手に1BND(約108円)渡して

バスを降ります。