2021年
8月7日
別府
鉄輪温泉地区
共同温泉シリーズ第三弾は
谷の湯です。
ちょっとわかりにくい場所にありますが
今時の人達なら
地図アプリなどを駆使すれば
問題ないでしょう。
建物が見えたとき
失礼ですが
お化け屋敷かと思いました。
周りの静けさとか…
壁の色落ち具合とか…
字の透け具合とか…
妙に雰囲気満点です。
すすけたピンク色の壁…
かなり歴史を感じさせる佇まいです。
これは期待出来ますね。
この建物のすぐ左側に民家があります。
そこの縁側にガラス瓶が
置いてありますので
そこへお金(150円)を投入する
システムです。
吾輩が訪ねたときは
お婆さんが家の中で
うたた寝してましたので
起こさないよう
そっと入浴料を
ガラス瓶の中へ入れました。
お釣りはそのガラス瓶の中から
取るシステムらしいのですが
瓶の中には何も入ってなかったです。
吾輩はちょうど150円持っていて
良かったっと安堵しました。
早速、中へ入りましょう。
外の坂道が
ちょうどいい高さにあるので
脱衣の際、窓やドアを開けっぱに
していると丸見えになります。
興奮してきましたよ。
このまま勢いマッパで
外へ出たくなる衝動に駆られました。
時々わいせつ物陳列罪で
お縄になる人達の気持ちが
痛い程理解出来て良かったです。
ところで中は
吾輩以外
誰も居ません。
静けさが怖いです…
しかも奥のほうに
なにかのお地蔵さんや
怖い石像がありますよ?
錆びた鏡もいい味出して
もうちょう怖いんですけど…
怖いけど
マッパで近寄ってみますね…
確認はしていませんが
子供のきんたま並みに
縮んでいたと思いますよ。
怖い石像は
不動明王みたいです。
炎を背負ってますもんね…
この人たちを横目に見ながら
ちゃぽっと入浴しますけど…
正直、心が安まりません…
動揺しまくりです。
不動明王の視線を感じます…
恐怖しながら入る温泉なんて
生まれて初めての経験です。
湯はぬるかったですが
湯船の側にあるバルブを回せば
熱い源泉が出るのでしょう。
けど、それをしたら不動明王が
動き出しそうで
怖くて出来ませんでした。
このような極限状態下
吾輩の脳内で
負の妄想連鎖が止まらなくなり
ふいに湯船の横に張り付けてある板が
ものすごく怖い存在に感じて来て
慌てて湯船から出ました。
無防備で湯船に浸かっていると
あの板を突き破って
温泉板ゾンビがいっぱい出て来そうで…
ゆっくり浸かる事も出来ず
谷の湯を後にしました。
不動明王とお地蔵様
坂道から丸見え等
この共同温泉は
上級者向けかもしれませんね。
【谷の湯】
営業時間 6:30~21:30
料金 150円
泉質 塩化物泉
効能 神経痛、筋肉痛