スリランカ旅行記2019(19)キャンディに向かう | たびぶくろツアー☆

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とあるオッサンの手慰み

 

2018年

 

12月31日

 

スリランカ

 

ダンブッラ

キャンディ

 

 

 

宿で荷物を受け取り

主人に別れを告げる。

「これからどこへ行くんだ?」

「バスステーション、キャンディに行く」

「バスステーションまで行かずとも

この道端で待っていれば、バスは来るよ」

「え?そうなの?」

「ほら来たぞ!」

「ええ!?もう?」

 

「…ホントだ、42番のバス

行き先キャンディだ」

「キャンディ行きはたくさんあるし

必ずここを通るんだよ、じゃあな」

「ありがとう」

 

バスに手を挙げて

乗りたい意思表示すると

バスは減速。

後ろの乗降口へ飛び乗る。

この時12時過ぎ。

運賃はダンブッラからキャンディまで

ひとり 115Rs(約70円)

 

車内はすでに満席。

親切なスリランカ人が席を譲ってくれて

イベリコがそこへ座る。

ありがとうございます。

 

 

おれがその横の通路で立っていると

近くに座っていた白人が英語で

「そこに立っていると

他の人の邪魔だから前へ行けよ」

 

「おれに言う

んじゃなく

おれの前にいる

スリランカ人に

言えやっ!」

 

って英語が出てくるはずもなく

黙って

おれは前に立っているスリランカ人を

押しのけて前へ移動した。

この時誓ったね。

英語で反論出来るように猛勉強?

全然違うね!

今後白人に理不尽な英会話を仕掛けられたら

おもっきし

広島弁で

反論しちゃるっ

つか、

ありとあらゆる罵詈雑言を

ぶつけちゃるけえのうっ

わりゃ、おぼえとれよっ

我ながら小物チンピラの捨て台詞っぽくて

俺らしいわ…

とりあえず英語で文句言われたから

と言って、英語で返す決まりはないんだから

つか、白人のルールに従う必要はない

今後は日本語ではっきりと

罵詈雑言で言い返す。

 

とりあえず、一番前の荷物置き場へ

荷物を置き、立っていると

また親切なスリランカ人が

席を譲ってくれた
ホントにありがとう。
くそ白人の後だったから余計に
ありがたく思えたよ。

やさぐれた俺の心が、少しほぐれた気がした。

 

 

 

山をひとつ越える形で

峠道を登ったり

降りたりしながら走るバス。

賑やかな通りが増えて

町になった15時半頃。

どうやらキャンディに近付いてきたようだ。

みんな降りる準備をし始める。

例の白人がおれの前の席に

移動してきやがった…

運転席横にある荷物置き場に置いた

自分のバックパックを取りに来たのだろう。

…ふーっと

奴の頭に息を吹きかける

ささやかな仕返しをする。

何回かおれの息で

奴のフワフワ髪の毛を動かして

遊んでいたら、いつの間にか

キャンディのバスステーションに到着。

 

 

何々温泉と書かれた

日本の中古マイクロバスが

結構走っていて笑える。

 

とりあえず

お腹が空いたから

何か食べたい。

バスステーションの周りには

多くの店が集まっている。

但し、売り物のバリエーションは乏しい…

どこでも同じ物を売ってる…