そのとき「良い人生だった」と言えるだろうか… | たびぶくろツアー☆

たびぶくろツアー☆

とあるオッサンの手慰み





 昔お世話になった方が亡くなられた。
その人は早くにお父さんを亡くし、残る多くの兄弟たちの父親代わりとして
一生懸命働いた そして被爆もされていた。








 最後は末期ガンだったそうだ。
しゃべることもできなくなって
亡くなる何日か前、息子さんとの筆談で「良い人生だった」と書かれたそうだ…


 その方の人生は苦労の連続だったと思う。
しかし毎日を精一杯生きていたのだろう。


 歳を取るごとに「死」についてリアルに考えるようになった。
同級生が不慮の事故で結構死んでいるからね。
 なんかの本で読んだアメリカ先住民の言葉が頭をよぎる。
「君がなんとなく生きた今日は昨日死んでいった人たちが、どうしても生きたかった大切な明日だ」


 おれが最後の日を迎えるとき
果たして「良い人生だった」と言えるだろうか…

 せめて
日々、自分の出来ることを精一杯やって悔いのないようにしたい
と思う今日この頃。