「福田こうへい」さんのカバー曲「♪門出」に思う! | 音痴なゆうゆうの「ソロギター弾き歌い」日記

音痴なゆうゆうの「ソロギター弾き歌い」日記

時の流れの道しるべにしている「ソロギター弾き歌い」のこと。
応援している「水森かおり」さん、「福田こうへい」さん、「辻井伸行」さんのこと、
「アナ・ヴィドヴィッチ」さんのこと。
娘(猫のラグドール)のこと。
等等。
時の流れのままに綴ります。

歌の神の化身「福田こうへい」さんの新アルバム「煌(きらめき)」。


最後の曲以外は全てカバー曲ですが、

どの曲も素晴らしい出来栄えです。


その新アルバム「煌(きらめき)」の第1曲、

「♪門出」を聴きながら感じたこと思ったことを綴ります。


「♪門出」は、1993年9月25日に発売された吉幾三さんのシングル曲。


その「♪門出」を、

「福田こうへい」さんは、

甘く美しく響きの良い柔らかい声で、

民謡で鍛え上げた鋭く引き締まった発声に乗せて歌い上げます。


死んだ積りで運命の扉を開けようとする男の、

辛さを堪えながらも夢を抱き希望を強く持って生きようとする男の、

切ないまでの気迫が、

「福田こうへい」さんの伸びやかな美しく柔らかい声に乗って、

私の心の奥底に響き渡ります。



男の暦(こよみ)を めくってみれば

生きるか 死ぬかの 二つだけ

生きていながら 死ぬよりも

死んだつもりで 跳びかかる

夢が 夢が

夢が 門出の 攻め太鼓


嵐は花粉(かふん)を はこんでくれる

吹雪はリンゴを 赤くする

つらい運命(さだめ)を 踏み台(ふみだい)に

泥をつかんで 起(た)ちあがる

意地が 意地が

意地が 男の 松飾(まつかざ)り


仕事の怨(うら)みは 仕事で晴らせ

酒や女に ふりこむな

希望 辛抱(しんぼう) きかんぼう

三つ揃えた この棒で

押して 押して 

押して 開(あ)かない 明日はない

押して 押して 

押して 開(あ)かない 明日はない



甘く美しく柔らかく伸びやかな神の声の響きが、

鋭く引き締まった神の発声によって、

「福田こうへい」さんの魂の気迫が私の心いっぱいに、

開かない運命の扉も必ず開くのだという思いを広げてくれました。


何と素晴らしかったのでしょう。


オリジナルには無かったコブシも加えながら、

神のコブシ回しが冴え渡っています。


死んだつもりで跳びかかる。


泥をつかんで起(た)ちあがる。


三つ揃えたこの棒で。


必ず運命の扉は開くのだと、

「福田こうへい」さんの神の声が、

神のコブシ回しが、

神の発声が、

強く鋭く伸びやかに私の心を押し広げます。


オリジナルを遙かに超えた最高の「♪門出」でした。



ではでは。