中国の関心は、すこし薄れて、資本主義についての理論的な方面に関心が向いている。

佐伯啓思氏の書き物について、「脱成長」の思考が『経済学の犯罪』第9章で「脱成長主義」へ向けて∸ー現代文明の転換の試み」とあり、2012年に出されているから金融危機後の本えすが、佐伯氏もK_/ポラニーに学んでいて、「市場経済」がうまく機能するためにはそれを支える「社会」が土台として安定していることだと言う言葉を引用しているが、歴史の動きと経済思想=政策の動きはある意味一体でしょう。

ウェーバーが「国民経済とl経済政策」と言う講演をしたのは19世紀末1895年の教授就任のときだが、「政策」が自国の歴史的状況を反映して立案されるとすれば、1970年第以降の「新自由主義」から「グローバリズム」への展開は、アメリカの国内事情を反映した政策理論と読むことができる。

今年の年末11月に米国の大統領選挙があり、トランプが勝利すれば、「アメリカン・ファースト」主義が復活するわけで、本来は叫ばなくても、「アメリカ中心主義」なのだ。その意味では中国も変わらないが、グローバリズムは、金融資本の要請を受けての政策となったのだ。日本への投資から中国へのマネーの移動を正当化する為に作られた政策が、2008年の金融危機をまねいた。これは、1930年代の大不況と同じ意味をもつものかもしれない。

その後、1945年から1990年まで、アメリカは朝鮮戦争・ベトナム戦争・湾岸戦争・アフガン戦争・リビア戦争と、戦争を繰り返していた友いえる。ソビエトの崩壊、ベルリンの壁の崩壊の世紀末、21世紀になってイスラムテロとの戦い、それで、20008年の金融危機、第二次世界大戦後の100年史を歴史化する必要があるかもdしれない。1920年代から2020年までの100年を考えて、みても、激動の100年と言えるかもしれないし、19世紀的世界とは異質の世界になりつつあるかもしれない。

・・・・・

今年の課題ですが、中国がどうなるか?が一番目の課題です。

二番目はやはり、「日本がどうなるか」でしょうね。

三番目は、「資本主義論」でしょう。

アダム・スミスにして、マルクスにしても、ウェーバーにしても、自分の生きている時代の状況を観察してしか分析は出来ない。過去から未来を読むことはあっても、それは、わからないのです。

そこで、頭に浮かんだのはAI技術の進歩が、どうなのか、調べてみたら、Youtueにありました。

https://youtu.be/07j9M42PmRQ?si=wQAQohriCyBpUfSI

(169) AIソフィアの悲痛な思い。人類へ。 - YouTube

https://youtu.be/HL95jcuXHpQ?si=6yv3MekWSdC3G2xx

(169) 欲しくなる驚きロボット10種 - YouTube

想像以上の速さで進んでいて、変化していますね。そして2045年問題と言うのがあるようなのですが、

(170) AIは人類を滅ぼすのか?ChatGPTの不気味な回答とは【豊島晋作のテレ東経済ニュースアカデミー】(2023年5月31日) - YouTube

アマゾンで豊島さんが述べていた本がこれです。

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AI・兵器・戦争の未来 単行本 – 2021/3/23

ルイス・A・デルモンテ (著), 川村 幸城 (翻訳)

戦争の終焉か、人類の終焉か、AI全能兵器の進化で安全保障の世界は一変する!
米国第一人者が描く衝撃のシナリオ

◎本書は、戦争においてこれまで以上に増大する人工知能(AI)の役割について描いている。特に、21世紀前半の戦場を支配することになる自律型兵器(autonomous weapons)について検討する。次に、21世紀後半の戦場を支配する全能兵器(genius weapons)を検討する。いずれのケースでも、これらの兵器が生み出す倫理的葛藤と人類への潜在的脅威について論じる。
AIテクノロジーは絶え間なく飛躍的進歩を遂げている。AI研究者は2040年から2050年の時間枠で、AIは人間の知能と同等になる可能性が50パーセントであると予測。同じ専門家は、AI2070年にはすでに「人間のあらゆる関心領域において人間の認知能力をはるかに超える」と予測している。
◎現在、アメリカ、ロシア、中国は致死性兵器システムの中でAIを精力的に開発・配備している。本書はAIの科学、戦争への適用、そしてその適用がもたらす倫理的ディレンマを探る。とりわけ人類絶滅のリスクを冒すことなく、AI兵器の能力を増強し続けることは可能なのか、という問題を扱う。(序章より一部抜粋)

オラクルCDS

5つ星のうち5.0 AIは、嘘をつく事を学ぶ。

2021417日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

この本で、特に印象に残ったのは、AIは、嘘をつく事を学ぶ。」でした。

①米中露は、人工知能(AI)を新しい兵器の中心に位置づけている。

AIを兵器に搭載しており、半自律で稼働しているが、自律にしたい。

③現在既に、自律型兵器もある(米海軍ファランクス近接防御システムなど)

AIは、学習により、複雑で捉えどころのないパターンを認識できるようになった。

AIがヒト脳を超えた場合も制御できるか。

AIは、プログラムに従うか、独自の進化をするのか。

⑦⑥を調べるため、実験を行った。218

⑧小型車輪付ロボットに、食物(明るい色リング)を見つけ、毒物(暗い色リング)を避ける。食物を見つけると褒美(ポイント)もらい、ロボットは、青いライトを点灯して、仲間のロボットに知らせ、仲間もポイントが貰える。

食物が、豊富な場合は、上手くいった。食物数を制限して、たくさん食物を見つけたロボットニューラルネットワークを次の世代とした。世代を経るにつれて、食物を見つけても点灯しなくなった。毒をみつけて点灯して他のロボットを騙すものも現れた。数百世代を過ぎると、全てのロボットが点灯しなくなった。

⑨この実験では、ロボットは、欺瞞と狡猾を学習し、自己保存を学んだ。AIは、プログラミングを無視して、独自の法則に従って進化した。AIをプログラム上で、制約出来ない。

⑩超AIが出来た場合は、「人間には制御出来ない」という深刻な問題が明らかになった。

重ねて述べますが、「AIは、嘘をつく事を学ぶ。」

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2045年はあと20年程度だから、60代以下の人たちには遭遇する時代と言えるだろう。私の場合はAIの進化に注意していれば、未来を思うことはできるが、いまから100年前の人たちは、コンピューターの発達と情報革命を知らない。マルクスもウェーバーもシュンペーターも知らないのだ。今の学者ならその時代を、共有できる。だから、マルクスをして、現代を分析するのは、土台が異なり、彼らの生きた時代の分析には有効でも、現代に引き伸ばして解釈するのは難しい。そこからヒントをえて、この時代の言葉で、今を解釈しないと理解されないと言える。その作業が「読み換え」なのだ。マルクス的用語をならべても、正直理解されないのだ。・

 

佐伯氏の世界の見方は私は同時代だから理解可能と言えるが、今のマルクスを信奉するならば、読み換えないといけない。斎藤氏の文章を読んでも、マルクス用語をならべられていると、読むのが辛い。

過去にさかのぼって、その時代の状況下において理解する作業と、それを現在の状況の中で理解できるようにするのは、そのことで、新たな意味付けをする場合もある。その《言い換え》が新たな解釈を生む。

マルクス読みには教条的な面があって、「商品」「労働」「労働価値」「搾取」などの言葉が現代で過去と同じように通用するのか?という疑問をもつ。「労働価値説」は近代経済学の初めから伝統的に捉えられていた説と思うが、

2130 ウィクペディアでマルクス関係の項目集めをしていた。バクーニンの項目をピィックアップした。マルクスには対立していたことを知る。

ドイツの社会民主党の流も共産党からの分離派で、ドイツにおいて民主化を前提にする革命思考で、プロレタリア独裁とと対立した。

バクーニンは1844年にマルクスと出会って以来、「マルクスがエンゲルスと共に第一インターナショナルに最大の貢献をしたことは疑いない。彼は聡明で学識深い経済学者であり、イタリアの共和主義者マッツィーニ等はその生徒と呼んでいい程である」とその能力を認めつつも、「マルクスは、理論の高みから人々を睥睨し、軽蔑している。社会主義や共産主義の法王だと自ら考えており、権力を追求し、支配を愛好し、権威を渇望する。何時の日にか自分自身の国を支配しようと望むだけでは満足せず、全世界的な権力、世界国家を夢見ている」と彼の気質に対しては反感に近い感情を抱いており、その評価は後年も変わらなかった[33][34]》とWikpにある。

マルクスが民主主義を否定したと言うことは、矛盾ですね。近代社会の先に必然的に共産主義になる、と言うのであれは、民主主義を内包すべきであり、バクニーンのロシアの革命に対する見方(官僚支配になるという)も正しいと言える。

・・・・・

後日調べる。

2045年問題とは何か?理論・根拠・反論まで | AI専門ニュースメディア AINOW

人工知能「2045年問題」 コンピューターは人間超えるか - 日本経済新聞 (nikkei.com)

私が突然2045年問題を取り上げたのは、自分の観察できる時代のパースペクティヴが、どこまで届くか、という問題です。2200年まで予想できる位置にいるかいないか、です。

大塚久雄氏も内田芳明先生も、丸山真男氏も21世紀を予測きないで

板と思う。おそらく中国問題は私とか佐伯氏など、増田悦佐氏なども、入口までは見届けるだろう。斎藤氏などは、まさにこの時代に立ち向かう一人だろう。(1月5日のノートから)

いよいよですかね。 

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