日露関係(政治・軍事)

関係「蘇生」に取り組む露日 23 04 2013 13:28

4月28~30日、過去10年間ぶりに行われることになった日本の安倍首相のロシア訪問は非常に壮大なものとなる。安倍首相に同行する代表団は、国を牽引する実業界の指導者ら50-60人で構成するという史上最大規模。代表団はエネルギー、医療、農業、都市インフラ分野のあらゆる協力案を携えてやってくる。 →

長く苦しめば、何かが得られるものだ 1 05 2013 11:32

安倍首相のロシア訪問が終了した。日本の首相として10年ぶりの今回の公式訪問は、全く成功裏に終わったと見てもいいだろう。ロ日どちらにとって成功だったといったかという

ロ日領土交渉 20日に再開 5 06 2013 07:26

ロ日間の領土問題に関する交渉が、20日に再開され、その第一回目のラウンドはモスクワで行われる。ロシア側からはイーゴリ・マルグロフ外務次官、日本側からは松山政司外務副大臣が出席する。5日、朝日新聞が報じた。 →

今年初めての南クリルのビザなし訪問団 日本に出発 28 05 2013 08:02

今年初めての南クリル住民のビザなし訪問団が、28日、日本に向け出発した。クリル日本センターのスポークスマンが、リア・ノーヴォスチ通信記者に伝えた。 →

日本とロシア クリル問題に関する交渉を加速化へ
18 06 2013 13:13

安倍晋三首相とウラジーミル・プーチン大統領は、北アイルランドで開かれているG20サミットのなかで、領土問題に関する交渉を加速化させることで合意した。本日、日本のNHKが伝えた。

露日関係の歴史への扉は不幸への扉であってはならない 24 06 2013 14:53

露日の歴史学者らが、16世紀から今日にいたる両国史の共同基礎研究書の作成に取り組んでいる。先日モスクワ国際関係大学で、参加者らによる実務協議が開かれた。同書は来年夏にもロシア語・日本語で公刊される。

領土問題:竹島・クリル・尖閣をめぐる応答と沈黙2 07 2013 17:43

日本と隣国との関係において2つの重要事件が立て続けに起こった。察するに、どうやら日本政府は、「領土問題の解決にあたって、極端な頑固さを発揮することは、何らの利益もうまない」と認識したかのようだ。今度は北京がそれを認識するべきだ。

プーチン大統領のサハリン訪問を恐れる必要はなし 16 07 2013 08:20

来週、ウラジーミル・プーチン大統領は、サハリンを訪問する。このプランは、日本で大きな注目を集めないではいられなかった。共同通信は、プーチン大統領は南クリルにも立ち寄ると伝えた。しかし間もなく、他ならぬ共同通信自身も、そしてロシア大統領府のドミトリイ・ペスコフ報道官もその情報を否定した。

ロシア 日本に南クリルの共同開発を提案29 07 2013 10:05

ロシアは、クリル列島4島の帰属問題解決のため、ロシアの法律を基盤に南クリルを共同開発する事を日本に提案した。共同通信が28日、外交筋の情報として伝えた。 →

安倍首相、G20でプーチン大統領と会談か 20 08 2013 14:50

日本の安倍晋三首相は95日から6日にかけてサンクトペテルブルクで開かれるG20サミットでロシアのウラジーミル・プーチン大統領と会談を持つことを見込んでいる。共同通信が伝えた。

露日外務次官会談:ロシアと日本、平和問題交渉を本格化 19 08 2013 14:40

ロシアと日本は平和条約問題に関し本格的な交渉に入る。ロシア外務省のモルグロフ次官が日本外務省の杉山審議官との会談で述べた。

露日 平和条約締結問題について協議 19 08 2013 10:41

モスクワで19日、ロシアのモルグロフ外務次官と日本の杉山外務審議官が、平和条約締結問題やその他の2カ国関係および国際問題について話し合う。

露日外務次官会談:アジア太平洋地域の安全強化のため露日は協調していく 19 08 2013 20:11

ロシアと日本は平和条約締結問題に関する交渉プロセスのオーガニゼーションの可能性について意見を交換した。モスクワで19日に行われた露日外務次官(イーゴリ・モルグロフ外務次官・杉山晋輔外務審議官)会談の総括としてロシア外務省が発表した。

ラヴロフ外相、年内に日本訪問か 22 08 2013 16:51

ロシア外務省のセルゲイ・ラヴロフ大臣は年内に日本を訪れ、外交当局・防衛当局のトップによる「2プラス2」フォーマット会談に参加する可能性がある。外務省のアレクサンドル・ルカシェヴィチ報道官が22日、モスクワで開かれた記者会見で述べた。

ロシアの爆撃機、日本領空を侵犯 22 08 2013 15:04

ロシアの爆撃機Tu95は22日、日本の福岡県の上空を侵犯した。NHKが防衛省からの情報を引用して伝えた。

ロシア外相と国防相の11月1-2日訪日決定、プーチン大統領、合同会談の「関係発展に寄与」を確信 5 09 2013 15:17

プーチン大統領は、ロシアは日本との協力発展のため、新たな形式をとる構えであることを明らかにした。大統領は5日、ペテルブルグG20サミットのフィールドで安倍首相と会談を実施した。

日露首脳、サンクトペテルブルグで領土問題を討議 5 09 2013 10:52

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と日本の安倍晋三首相は5日、サンクトペテルブルグで開催されるG20サミットに合わせ、会談を行う。クリル岩礁をめぐる両国間の領土問題について話し合いがなされる。

安倍・プーチン、平和条約の解決原理で合意 5 09 2013 19:05

プーチン大統領と安倍首相は年末のAPECサミットの際に再び会談を持つことで合意した。また両者は、平和条約締結問題は「勝者なし、敗者なし」の原理で解決されなければならないという認識を相互に示し合った。5日、G20サミット初日を振り返って、ロシア大統領報道官のドミートリイ・プスコフ氏が記者らに述べた。

来月2日 ロ日史上初の「2+2」会合 26 10 2013 09:58

25日、日本外務省が伝えたところでは、ロ日史上初の「2+2」閣僚級会合、つまり両国の国防・外務担当大臣が出席する会合が来月112日開かれる。ロシア側からはラヴロフ外相とショイグ国防相、日本側からは岸田外相と小野寺防衛相が参加する。なお双方は111日に、それぞれの大臣同士で個別会談を行う。

ロシアと日本 ビザ手続きが簡素化 30 10 2013 13:26

1030日から、ロシアと日本の間ではビザ手続きが簡素化され、三年間のマルチプルビザの取得が可能になる。このための政府間合意は20121月に調印されていた。

ロシアと日本 ビザ簡素化合意が発効 30 10 2013 12:03

ロシアと日本の間でビザを簡素化することに関する政府間合意が今日から発効した。対象となるのは企業家、学者、教育従事者、文化人、姉妹都市交流参加者、報道関係者、国際結婚の夫婦。

岸田外相:日露平和条約問題は現世代で解決すべき 1 11 2013 11:20

ロシアと日本の平和条約問題は可能な限り早く解決せねばならず、次の世代に残してはならない。インターファクス通信によるインタビューで岸田外相が述べた。

岸田外相「日本政府は安全保障分野でロシアと協力を深めることに意欲」 1 11 2013 09:43

日本はアジア太平洋地域の情勢悪化(特に北朝鮮をめぐり)を背景に、安全保障分野でのロシアとの協力を活発化させる構えだ。「2プラス2」協議を目前に控えた岸田外相の言葉をインターファクスが伝えた。

ロ日 アデン湾における海賊対策で協力を強化 2 11 2013 11:05

ショイグ国防相は「2プラス2」会合を総括する記者会見で「アデン湾での両国艦船の相互行動を強化する」と伝え、次のように続けた―

ショイグ国防相「ロ日国防担当相 ミサイル防衛に関する追加的協議実施」 2 11 2013 10:28

2日、ショイグ国防相は「2プラス2」会合を総括する記者会見で「ロシア国防省と日本の防衛省は、対ミサイル防衛(MD)に関する協議を実施する」と伝えた。

露日戦略対話、拡大5 11 2013 15:00

今月1日から2日にかけて、露日外務・防衛担当大臣の協議が行われた。これは、そこに至る両国の安全保障分野における関係推進、相互接近のひとつの成果に他ならない。両国の防衛協力は今後どうなっていくのだろうか。戦略技術分析研究所のワシーリイ・カーシンの見方を披露しよう。

日本 ロシア戦闘機接近でスクランブル 1 11 2013 15:53

日本はロシア空軍機の接近を受けて、F-2戦闘機をスクランブル発進させた。日本の防衛省が発表した。領空侵犯はなかった。

ロ日の歴史家 多くの点で意見が一致 6 11 2013 13:00

ソ連邦崩壊後、ロシアと日本の間で新しい関係が始まって20年を数える。しかしロ日関係は、200年以上も以前にスタートした二国間交流全体の極めて強い影響下に置かれている。まず前面に出るのは、肯定的なものよりネガティヴな歴史のページだ。そこでは、歴史的出来事に対する評価や解釈における不一致点が大きな役割を演ずる。

日本政府 露日交流の加速を目指す委員会を立ち上げ 4 12 2013 16:42

ロシアと日本の間での交流を加速するための省庁、地方、ビジネスレベルでの委員会が日本政府によって立ち上げられた。共同通信が伝えた。

クリル諸島へのビザなし渡航、今年は日本人10038 12 2013 02:30

今年、露日政府間合意に基づき、日本人1003人がクリル諸島を訪れ、ロシア人299人が諸島から日本を訪れた。サハリン税関報道部が発表した。

日本海上自衛隊 ロシア太平洋艦隊との合同演習を予定 12 12 2013 12:59

海上自衛隊は、ロシア太平洋艦隊との合同演習を予定していると発表した。舞鶴基地には16日から20日にかけて「アドミラル・ヴィノグラードフ」を旗艦とする太平洋艦隊の部隊が到着する。

ロシア艦隊、合同演習のため舞鶴に入港 16 12 2013 13:20

ロシア太平洋艦隊の部隊が16日、合同演習を行うために日本の舞鶴に入港した。舞鶴海上自衛隊基地では、歓迎の式が厳かに行われた。イタル・タス通信が東京のロシア大使館の領事部からの情報として伝えた。

ロシアと日本 海上共同訓練を実施 16 12 2013 09:49

ロシア太平洋艦隊の船隊が16日、共同訓練のため、日本の海上自衛隊舞鶴基地を訪問する。日本の海上自衛隊本部が発表した。

ロシア太平洋艦隊と日本の海上自衛隊 共同訓練を終了 21 12 2013 13:22

ロシア太平洋艦隊の艦船と日本の海上自衛隊は、舞鶴港近くの日本海で、共同訓練の後半部分を実施した。捜索・救難訓練のほか、信号の交換や、相互の連携体制の強化などが図られた。

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「ロシアの声」http://japanese.ruvr.ru/russia_japan/

日本とロシアの関係をロシアサイドのニュースから観察するのも重要でしょう。今年安倍政権に変わってから、2012年までの論調とそのニュースの内容が変わっているように思えます。

経済と政治の2側面に分けてまとめて見ました。

安倍政権は、中韓からは右翼政権と言われていますが、ロシアとの関係を重視してその交流を深めています。

特に、注目すべきは日本の海上自衛隊の艦船とロシア海軍との共同演習の実施がこの12月に行われたことです。このことは国内では大きく扱われていませんが、ロシアとの関係改善の象徴的出来事と思います。

政治面では当然のことながら、北方四島の返還問題が第一の課題で、日露平和条約は結ばれていません。実際に国後、エトロフは喉に引っかかった骨です。

プーチン大統領の時代に、ある程度のメドをつけないと永久に解決っしないのではないかとすら思えます。

そもそも領土問題というのは、帝国主義時代の遺産です。本来地球を人類の共有物と考えれば、そこにクラス人たちや、周囲の人たちにとって有効に利用されるものですが、国際的に許されるルールの下で管理されるものでしょう。

われわれも古い帝国主義的な観念にとらわれずに、新しいルールをつくり、世界の各地にある領土問題の解決の先例にするという思想を持つことが平和に寄与することになるでしょう。幸いにロシアは、ソビエト崩壊という困難な時期を乗り越えて、世界に復帰してきました。その間に、中国がソビエトに変わる覇権を目指して台頭してきました。その思想はソビエトと同じものです。

地球は動いていて、彼らは半周遅れた思想世界にいるようです。

日本もしばらく新しい自民党政権の下で、安定的な政治を行うことができるでしょう。今、日本は古い自民党の体質を破壊して、その後の新しい自民党に信任を与えています。それに代わる勢力はありません。

安全保障面での合意はこれからの政治に大きな意味を持つでしょう。4島返還に固執するのも原則ではあるが、柔軟に対処することで未来をめざすべきでしょう。岩礁をめぐって争うのとは意味が違う。そこに住むロシア人に対して、我々はどういう態度をとるべきか、それが問題なのだと思います。

帝国主義的思想では住民を追い出し、占拠する。今イスラエルでも起きている。相互に益のある解決策こそ望まれている。原則と実情の狭間で我々は考えるべきでしょう。

政治面でのニュースは、平和条約を締結するための水面下での行動が行われていることを感じさせます。中国の情報に振り回さえれていますが、むしろこちらの情報も大事だと思います。眼を北に向けて未来を見るのはどうでしょう。

環境が破壊された国土はそこに住む人々が責任をもって改善しなければならないでしょう。

2014年はロシアとの関係に付いて注目していきたいと思います。

国民が眼をロシアやアセアン諸国に移すきっかけを、中韓二国が与えてくれたのだと思います。東北アジア的関係は古代の関係に引きづられたものです。こちらからお礼を述べて現代の日本の歴史位置を作り替えましょう。地図を従来の北を上にする図ではなくて、南を上にする図でもって世界をみると、我々の前には太平洋と南アジアの国々とロシアが近くにあることに気づくでしょう。

それともはや中国と韓国には文化的な価値がないという視点に立てば、ロシアが違ってみえてくるでしょう。

私自身、ロシアに対する見方を変えました。それは次に経済面のニュースを見ればわかると思います。