危険!?中国食品問題の実態に迫る!

着色された“まだら色のオレンジ”


中国国内だけではなく、世界各地で発生している中国産の食に関する事件や様々な問題。日本でも「中国の食」への安全性が不安視されている。今回番組では、中国の食品生産の現場から流通、そして市民の食卓までを徹底取材。すると農村では依然、大量の農薬が使用され、都市部に流通する生鮮野菜は猛毒で販売が禁止されている物や、まだらに変色した物まで売られていた。広がる格差とともに根深く残る中国食品問題の実態に迫る。


庶民の自衛策 “食品Gメン”抜き打ち調査に密着!

「食品Gメン」抜き打ち調査に密着!


残留農薬が心配される野菜を口にする市民。市場では入念に野菜を選び買い付け、自宅で料理をするまでにも様々な苦労がある。そんな家庭で今、売れに売れているヒット商品が野菜洗浄機。自衛策として「一家に一台」という必需品だと言うのだが・・・。
一方危険な食品を排除しようという動きも始まっている。民間調査員「食品Gメン」なる人物が動き出していた。彼らは市場やスーパーなどを回り、自分の目と鼻で危険な食材を販売する業者の摘発などを行っているのだ。取材班は大手スーパーでの抜き打ち調査に密着。そこで発見した怪しい食材を公的機関に持ち込んだところ驚きの劇薬が発見された。


知られざる危険な食材

摘発が相次ぐ製造工場 危険食材とは!?


今中国で新聞紙上を賑わせる危険な食材あった。取材班は中国南部の現場に向かった。名産地として知られる町に行ってみると、連日の報道にも関わらず「問題ない」と市民たちは日常的に食べていた。その食材の生産工場に行ってみると、食品のすぐ脇に牛や豚が飼われ非常に不衛生な状態が放置されていた。しかしそれ以上の問題が・・・。食品の製造過程で混入される食品添加剤だった。摘発された経営者が「入れないと売れない」と話す添加剤とは・・・。番組では日本の分析機関で独自に調査、驚きの結果が明らかになった。


中国の食 どう変える?

使用禁止したはずの農薬が検出!?


中国国内でも消費者の安全への意識は年々高まっている。こうした流れを受けて、中国の食品メーカーも変わりつつある。残留農薬や重金属などを検出する分析機器で、中国トップシェアを誇るのが日本の島津製作所。日本の検査機器が中国の製造現場に欠かせないものになろうとしている。
更に生産現場では、日本のノウハウの導入も始まっている。天津市郊外で生鮮野菜を作る巨大なビニールハウスの農場。中国企業とタッグを組むのが日本の有機野菜生産と宅配を手掛ける「大地を守る会」。目指すのは生産者の顔の見える野菜作り。しかし農家たちはこれまで、中国では「当たり前」の農薬大量散布で栽培していたのだ。そんな中ハウスで使っていないはずの農薬、残留農薬が見つかった。使用を禁止していたはずがなぜ・・・。果たして農薬使用は止められるのか、安全な食は提供できるのか。

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番組を見た型がおられれば同じ思いを抱かれると思うのですが、この国はほっておいたらどうなるのか見当もつきません。農薬知識や健康のための知識、食の安全など、これらのことはすべてそこに住む人たちの「民度」とも言うべき根本的な素養の問題でしょう。

罪悪感とか正義とか関係なく、何も考えずに生産だけをするというのは、生産高と金銭だけを考える結果でしょうか。この映像にでてくる農民が豊かだとは思えない。都市の住民に比べても所得は低いだろう。

最後に「大地の会」が指導する農場がでてきて、そこの野菜のパックを毎週2500円で配達してもらう家が紹介されていますが、街でj買う10倍の金額だと言う。

この国が世界に誇らしげにしても、どう見てもこれらの姿を生で見せ付けられると、素直に頷けない。

特に食品Gメンの取り上げた食品を検査する役人たちの職務意識の低俗さにはあきれてしまう。この国はどうしてこのようになったのか、というよりは、変わっていないのか、という方が正しいかもしれない。

農家も汚いし、畑も汚い。薬物を土に散布するから土壌汚染はひどくなる。それらを防ごうとする意識がまるっきりない。政府も食品Gメンとか管理センターのような物を作っても、真剣に機能させようとしていない。

日本が中国から輸入する食品はアメリカに比べるとはるかに少ない。日本に入るものは日本でチェックするからいいけれど、中国でそれらの野菜を毎日食べ泣けえばならない人たちは、そんなことを気にしていたら生きていけないと思ってるのかもしれない。

大気汚染も同様で、それは「たくましい」人たちのように見えても、実は知識・教養のない民度の低さであり、政府を批判する力もない弱い大衆の姿であるのだろう。


もし、私がこの国に生まれて、しがない一人だとしたら、大勢に紛れて同じように生きていくだけなのだろうか。