アベノミクスが失敗するとか、うまくいかないとか否定的に物知り顔で評論する人たちがいる。失敗したらどうなるのか、その先について責任を負わない。

今日本は1000兆円の国債を抱え、国民一人当たり800万ほどの借金を抱えているのだ。

この時期をのほほんと批評だけしているのは、今までの進歩的知詩人、責任のない共産党、まんねり野党の態度だ。

いってみれば第二の昭和20年なのだ。

この時期をのほほんと過ごすわけにはいかないのだ。国民は国民の立場に立って消費税増税に反対とかTPP反対とか、言ってられるけれど、これは言論の自由があって、政府を批判でき、民意をひょうめぢすることが許されるからできる。間違いがあれば政府を替えることもできる。

幸いなことに国民は教育も行き届き、人権と自由と自立、西欧的価値観を身に着けさらにその上に東洋的な(日本的な)文化価値を付与することのできる国民で、党の指導を批判こそすれ、扇動されることはない。国民が健全であると言える。まずこれを自覚しよう。

そして、いま日本がアベノミクスで、立ち上がろうとしているときに、不足しているのは我々の覚悟だ。時代認識に置いて、何事も主体的に動くことが大事なのだ。

国民が消費税増税を受け入れて、財政の歪みを正す姿勢を自ら示すことに置いて、官僚機構・行政改革を返す刀でやり遂げないといけない。

 

中国は人民の民主化・近代化への意思が明確でなく、官僚支配を受け入れて、その腐敗はすさまじい。それをわれわれは横目で見ている。そこから学ぶべきことは、今の政府を批判することではなくて、もっと覚悟させることだ。その争点は行政改革であり、財政是正もんだいである。そのためには、国民も腹をくくる必要がある。

たしかに消費税増額により経済発展への影響も少なくないだろうが、国民がその覚悟を世界に示すことで、世界の金融市場に安心感を与えることが必要なのだ。

国民の覚悟は、世界が心配していることに、国民が答えを出すことなのだ。

政府と国民が一体であること。これが対立関係にあるのが中国だ。人民の搾取の上に成り立つ形態は4000年変わらない。それをまじかに見ているのだから、そこから反面教師として学ぶべきだ。

 

国民の腹が据わることで、また新しい戦略が出てくるし、世界からの信用を得ることができるだろう。

株価や為替レートが足踏みしているのは、世界が我々の覚悟を問いただしているのだ。

増税を受け入れる代わりに行政改革の徹底を図る。官僚の既存特権を取り上げる。中国化を防ぐ。

私は国民に消費是増税反対をいう連中は大衆烏合主義であるとみなす。

この国難を、乗り切る覚悟を一人一人がしないといけない。

 

ここにきて東北アジアの情勢と対米関係は変化してきた。対米追従ではなくて、真のパートナーシップの構築には軍備的な負担を背負わないといけない。中国・韓国とはいままでの甘い幻想は捨て去って、冷徹な目でパワーポリティックの原理で対処しよう。戦後体制の変革という歴史的場面に直面しているという認識を共有し、あらたな自律と世界への貢献をを目指す。

明治維新で自立を成し遂げるには多くの痛みを国民は受けた。でもそれがなければ<自立>はなしえないのだ。その意味において、我々の<覚悟>を決めようではないか。