6月25日(月曜日)

昨夜10時半に停電になり、そのまま眠る。

4時に目覚めたが5時まで眠り、6時ころからPCルームで過ごして、7時にここのアマラたちの食事に加わる。8時の食事をせずに、8時半からヘッドオフィスに行って写真を配って、次にヘルセンターでパルキーさんに写真を渡す。その後で歩いてマクロードガンジーへ出て写真のプリントを依頼しにタキールの前のプリント屋へ行く。

175枚のプリントを頼んで、そのあとツクラカンへ出かける。マックロードの雰囲気を眺めているとインド人が実に多い。観光客だ。インドが変化している」証拠だろう。

ツクラカンではお祈りが行われていて多くの僧侶と西蔵人がいた。外国人も多かった。

11時半ころに読経があっけなくおわり僧侶が立ち去る。

それからルンタに出かけたら、タキールの付近でルンタのご主人に出会う。鍵を閉めてきたけれど裏から入れるという。

ぐるっとまわってルンタに行くと裏に縫製の工房があって女性が働いている。関心を持って眺める。ルンタに行くと直子さんに出会えた。

ここに来たいきさつを述べて、江川さん、古川さんはラダックだと伝える。そしてここで直子さんと思わず長談のチベット人論を交わすことになった。テーマは埃のこと。

直子さんが結婚して12年が過ぎ、チベット人の寛容さは学ぶところがあると言った。それからチベタンは何事も折り合いをつけるのがうまいという。

洗濯板や箒や叩き棒にも話しをして、ハンドクラフトで作ることや、売ることなどの半紙からチベット人にわからせるには時間が必要だと言った。今回思わぬ形で直子さんと話ができてラッキーだった。

裏の縫製工房は昔、ルンタプロジェクトで立ち上げたものだそうで、そのときに長田さんがかかわり、今のルンタもそのときのものだという。長田さんがルンタで無料で食べていけるのは、そのことの結果なのだ。今ではその工房は独立採算になって別法人で運営されているという。

ツップテンが日本人2人を案内してきて別の席に座っていた。帰り際に「がんばれよ」と声だけかけておいた。彼を使うことはもはやない。

ルンタを出て戻るが、DaySchoolに顔を出す。校長先生は変わっていない。あの紅茶は以前手渡していないままだが。

先生達も覚えていてくれて、職員室でおしゃべり。2時にスクールバスがTCVまで戻るから、それに乗って帰ればいいというので、部屋で待つことにしたTCVにかえる先生と一緒に15分前に学校を出て、タクー乗り場の先でバスを待つ。

2時にアッパーから子供達を運んできて、折り返しのバスに便乗して戻る。

部屋に戻り、トイレの水を準備してPCルームに行く。

午後のハプニングは韓国人の連中だ。若い男1人と女2人と子ども甥だといっていたが)連れ。アマラたちが呼ぶので行った。はじめてきたらしいが、チベタンの家に泊まりたいとこ、集落はないかという。チベタンの家に泊めてほしいのだった。どうも何も調べもせずにここに来たみたいで、ガイドブックも持っていないという。経の宿泊先を心配して、アマラに知り合いのゲストハウスに聞いてもらったが満室いう。ここのピースハウスにとまれるように世話を焼いたのが間違いで、連中は子どもをつれてヒッチハイクをしてるのだ。アマラの一人がこういう連中が来ることになれてるようで、ツクラカンの寺で寝られるからと教えてあげた。いい迷惑をしたのと、ここが日本人と韓国人の違いかと思わされた。子どもと一緒にヒッチハイクは絶対しないだろう。その感覚におどろかされた。

このハプニングの後、6時にツェンキーさんの家に行く。

おじさんのお坊さんが来た。ラビアンのお母さんが7時のバスでcyサンディガールへ出かけるという。明日ラビアンの試験があるそうだ。

それからお坊さんのおじさんと瞑想の経験を話した。まあ、いい加減煙に巻いているようなものだが、おじさんが帰った後に、ツェンキーさんのツックパをいただいた。夕食としては久々にまともなものを食べた。

その後旦那さんを交えて、また9時半まで余分なおしゃべりをしまう。

ピースハウスに戻ると賑やかに一部屋で騒いでいると、写真をねだった太ったチベタンの誕生日だという。

やっと10時半過ぎにお開きになり、いまは11時5分前である。

古川さんから電話が夕方あって、昼にゲストハウスの食堂でビッグツエリンに出会ったという。ゲストハウスは私の思っていた通り、宮殿の見える外にあるのだ。今学校が夏休みの期間中で先生の研修会のために来たという。ここから5分くらいのところにいると言っていたのでスモールツエリンの実家かも知れないという。喉がやられて苦しそうだった。

マスクはしているけれど埃がすごいという。

ツエンキーさんの旦那が言うにはレーはきれいなのだそうだ。このチベタンのセテルメントのあるところが山脈があって、風の通り道なのだそうだ。

もう部屋に戻る時間です。

真夜中の奇跡。夜中に足がざらつく感じなので、おきて足を洗った。

水が温かいので、もしやと思いお湯のコックを開けたけどでなくて。水の蛇口はすぐに冷たくなった。足を洗い終えてタオルで拭いているときにとつぜんお湯の蛇口からお湯が出始め他のだ。なんたる奇跡。バケツの水をトイレに流してお湯をためる。

久々に熱いお湯で体を洗うことができた。気持ちいい。再び日記を書いているが生き返った思いだ。