半年たっても復興が見えない | 経済あらかると

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 能登半島を襲った正月地震から今日で半年がたちました。NHK以下、多くのメディアが現地の状況を報じていましたが、がれきの山はそのまま、ひび割れした道路もそのまま、いまだに水が出ずに生活がままならないところがあるといい、見ている者の心が痛みます。

 

 現地の役所の人は、とにかく人がいない、手が足りないと訴えます。傾いた家の撤去もできないまま、個人ではどうしようもなく呆然とする現地の被災者は絶望的でした。震災を生き延びた人が、300人も「災害関連死」で命を落とす姿に、やるせない思いです。

 

 こんな大震災が頻繁に起こる日本で、国土交通省や防衛相は何もできないのでしょうか。やはり地震大国のイタリアでは震災と同時にあらかじめ用意された「避難パッケージ」が現地に用意され、被災者はトイレも水も心配せずに安心して避難生活を送れます。日本の当局はイタリアに飛んでその「ノウハウ」を学んできたらどうでしょうか。

 

 馳知事も、人手も業者も足りないと言っていないで、全国知事会を開催して人や業者の優先配備をお願いするとか、解体作業、がれき撤去、道路の補修などに自衛隊の支援を要請するなど、日本全体の協力を得て、一刻も早い復興を、設計、実行すべきです。その調整や費用の補填を国がすべきで、選挙のことばかり考えていないで、国民が困っていること、何を望んでいるのかを考えて仕事をしてほしいものです。そりもできない政治家、閣僚はお辞めになっていただきたい。